2020年6月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板で黒星となった北海道日本ハムファイターズの河野竜生のピッチングについて元横浜の斎藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満、楽天で監督をしていた田尾安志がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
アナ 日本ハムが楽天に敗れました。
真中 日本ハムのドラフト1位ルーキーの河野選手なんですが、明雄さんは今日のピッチングをどう見ましたか?
斎藤 評判通りの強気のピッチングでストレートでグイグイ押してたと思うんですよ。
真中 はい。
斎藤 そしてストレートだけじゃなくてストライダー・カーブもいいボール投げていましたね。ストレートもバッターはスピードガン以上に速く感じていたと思いますね。ストレートで完全に詰まらされていたバッターもいましたからね。
真中 そうですね。内容的にはそんなに悪くはなかったですよね。
斎藤 悪くはなかったと思いますね。
真中 はい。田尾さん、ルーキーの河野投手は僕から見て楽しみなピッチャーに見えたんですけど、田尾さんはどうでしたか?
田尾 スゴい勢いがありますよね。鳴門高校出身でね。ファイターズも徳島に縁がありますもんね。
真中 あー・・・はいはい。
田尾 知ってますか?
真中 ちょっと勉強しておきます。すいません(笑)
田尾 まあ、こういうピッチャーが出てくるのは楽しみですよね。今日は勝てませんでしたけど、次はいいものが出てくるんじゃないですかね。
真中 そうですよね。明雄さん、今後も楽しみですよね。
斎藤 ただ、バッテリーで反省しなきゃいけないのはホームランを打たれた対浅村の打席でしたね。
真中 うーん。
斎藤 ストレートを4球続けてしまってホームランを打たれた。この強気のピッチングっていうのが裏目に出たのかなっていう感じはしますよね。
真中 プロの4番で力のある浅村に対してですからね。
斎藤 だから、河野投手もスライダーとかありますからね。やはりボール球を投げる勇気ですね。
真中 うーん。
斎藤 ボール球を投げていって、ストレートで打ち取るっていうのを考えていれば、この浅村のホームランはなかったのかなあ。初球からストレートで、3球目に1ボール1ストライクからストレートがアウトコースに物凄くいい所に決まったんですよ。そこで「バッターは手も足もでないんだろうな」と勘違いをしてしまって、最終的にアウトコースを一振りで仕留められてしまった。
真中 そうですね。
斎藤 あそこで変化球を一つでも挟めば、またバッターの読みも変わってくるのかなというもあったんですけど、これはバッテリーのミスという感じもありますよね。
真中 でも気持ちいいですよね。ここまでストレートは行きづらいんですけどね(笑) よくあそこまで行きましたよね。
斎藤 うん。反省するところ反省しないといけないんですよね。あそこで自分たちで気持ち良くなってしまったのかなと思いましたね。
真中 まあ、いい経験にしてほしいですよね。
斎藤 そうですね。
鳴門高―JFE西日本―日本ハム(2019年ドラ1位)
以上です。