2020年7月3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs読売ジャイアンツ戦で1点ビハインで痛恨の落球をしてしまった中日ドラゴンズのビシエドなど中日内野陣について元横浜の野村弘樹、楽天で監督をしていた田尾安志、元横浜の平松政次がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
アナ 巨人に敗れた中日ですが、痛い守りのミスがありましたね。内野フライの落球。
野村 そうなんですよね。7回裏、中日1点ビハインドで2アウト2塁の場面なんですよね。落球して中日が1点追加されてしまったと。平松さん、大野と菅野でエース同士の投げ合いでこのシーンなんですよね。
平松 そうなんですよね。1対0の状況でしょ。まだ試合もどうなるか分からないというところですよ。
野村 はい。
平松 まあ難しいところなんだけどね。今は観客がいないんで声でいけると思うんですよ。「いけー!」と言ってね。
野村 そうですよね。意思疎通はできる状況ですよね。
平松 うん。声の連携ができてない。まあ、外国人と日本人で、どういう言葉でやっているか分からないけど、これはしちゃいけないミスですよ。
野村 そうですよね。
平松 もう大野からすればガックリしたと思う。
アナ その場面で大野投手はどう見ていたのか、音に注目してご覧ください。
アナ 大野選手はこのようにビシエド選手のあだ名を呼んでいたんですが、この声は聞こえなかったんですかね?
野村 いや、聞こえないってことはないと思います。タンケってビシエドのあだ名で、意味は戦車って意味らしいんですけど。
平松 フフ(笑)
野村 まあ、大野選手がこれだけ「タンケ」と叫んでいる中で、多分ビシエド選手も分かったと思うんですよ。
アナ はい。
野村 ただ、京田も捕ろうとしてますよね。
平松 京田は途中、ビシエドをパッと見たんですよ。
野村 そうですよね。
平松 「これは自分が行かなきゃいけない」と思ってしまった。でも、ビシエドは周りから「タンケ!」と言われているから自分が突っ込んで行ってしまった。ビシエドは京田と逆で全く周りを見てないよね。
野村 この状況、本当はサードかファーストがフライを追うもんじゃないんですか?
平松 ん~どうだろうね。守備力だろうね。
野村 そうですか。
平松 京田は守備に自信を持ってるから、自分で行きたいという気持ちがあったんでしょうね。
野村 田尾さん、このプレーについてはどう思われます?
田尾 野村さんが言うようにサードかファーストだと思うんですよね。
野村 はい。
田尾 そして「オーライ!オーライ!」というのも声だけじゃなくて、ジェスチャーでも必要だったかなと思いますよね。ビシエドと京田、2人ともちょっと自信無さげに追っ掛けてるんですよね。
野村 まあ、この2点目というのは大野にとっては大きかったですよね。
田尾 そういう事ですね。
野村 この2点目で菅野も楽になっただろうし、大野はガックリきたでしょうからね。
平松 菅野にとっては2点目で「完封できる!」という力になったと思います。
野村 菅野の内容からして大野も分かってますしね。
平松 1点だとピッチャーは苦しいですからね。
アナ 本当に痛い1点だったという事ですね。
野村 そういう事ですね。
以上です。