2020年11月25日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』で福岡ソフトバンクホークスvs.読売ジャイアンツの日本シリーズ第4戦で勝利し、4年連続日本一となった福岡ソフトバンクホークスについて元中日の谷沢健一、元日ハムの岩本勉、ヤクルトで監督をしていた真中満が語っています。
第2戦 ソフトバンク 13-2 巨人
第3戦 ソフトバンク 4-0 巨人
第4戦 ソフトバンク 4-1 巨人
真中 谷沢さん、今年のソフトバンクは日本シリーズを振り返ると強かったですね。
谷沢 本当にね。栗原や中村晃に甲斐と、こうやって活躍する選手の姿を一人一人見ているとそう思うよね。2軍や3軍で鍛えられて、そのパフォーマンスをここで発揮する人を使うと。
真中 はい。
谷沢 そういう監督、コーチの姿勢が終始変わらなかったですよね。
真中 そうですよね。
谷沢 今年は周東や栗原がレギュラーを掴んでね。そしてピッチャーはピンチに強くてね。それを育成選手が随分と占める中で素晴らしいものがあるよね。
真中 そうですよね。岩本さん、ソフトバンクは本当に強かったですね。
岩本 強かったですね。思い返せば、ある人の存在が大きいと思います。
真中 はい。
岩本 今年の9月15日に川村隆史コーチが亡くなられましたよね。
真中 はい。
岩本 あの方ってスゴく選手寄りのコーチの方でね。トレーニングやコンディショニングを担当されていたんですが、プロ生活をしていると選手って精神的にも技術的にも必ず壁に当たりますよね。
真中 そうですね。
岩本 その時の選手の心の声を凄く丁寧に真摯に聞いてあげる方だと。僕はそういう方であると聞いてました。
真中 なるほどね。
岩本 僕も個人的にお話させてもらったこともありますし、そういう性格の方だったんですよ。
真中 うんうん。
岩本 そういう方のためにもという選手の気持ち。9月15日に亡くなられて、その後の10月11月に何勝したかって話ですよね。
真中 はい。
岩本 そういう人のためにも、という義理も果たせたホークス。やっぱり強かったですね。
真中 しっかり結果を出しましたよね。僕が思うのは、とにかくファーストまで必死に走るということ。これは当たり前のことなんだけど、なかなかプロ野球の世界で出来てない選手がいる中で、ベテランの松田や長谷川も含めてそういう姿勢が強いチームになるんじゃないかなと。
岩本 そうですね。
真中 僕は改めてそう感じましたね。
以上です。
常勝チームでも全力疾走を怠らない。