2020年12月20日にフジテレビで放送された「S-PARK」で100人が選ぶナンバーワンの「パワーヒッター部門」が紹介されていました。ナレーターと選手の語りと共に進行します。

 

過去2年(2018、2019)は西武の山川穂高がパワーヒッター部門の1位に輝いた。今年は誰が1位となるのか。第4位は若きスラッガーが2人ランクインした。

 

パワーヒッター部門 第4位(1人目)

坂倉将吾 打球も速いですし打球音もスゴい。

 

鈴木誠也 岡本様で。

 

4位の1人目は24歳の若き4番。巨人岡本和真が6票。今年は自身初のタイトル、ホームラン王と打点王の二冠を獲得。

 

3年連続30HR
本塁打王 31本
打点王 97打点

 

巨人の生え抜き選手では松井秀喜氏以来の3年連続30ホーマーに到達。

 

 

パワーヒッター部門 第4位(2人目)

ちなみに4位 1人目の岡本が選んだのは・・・。

 

岡本和真 村上くんですね。あの若さでスゴいなあと思っていつも見てます。

 

4位 2人目は岡本よりも更に若い二十歳のヤクルト村上宗隆。12球団で唯一全試合で4番に座り打撃3部門でタイトル争いを繰り広げた。

 

全120試合で4番
打率.307(5位)
本塁打28本(2位タイ)
打点86(2位)

 

そんな村上のスゴさを岡本は・・・。

 

岡本和真 逆方向の打球なんかで「えっ?」みたいな。「これで入んの?」とか。技術とパワーがスゴいなって。

 

 

パワーヒッター部門 第3位

三嶋一輝 見てて単純に他の人と打球が違うなって思いますね。

 

大山悠輔 オースティン選手ですかね。

 

炭谷銀仁朗 打球が高いですよね。それで落ちてくると思っても落ちてこないし。

 

3位はDeNAのオースティンが8票を獲得。特徴的なのはとにかく高く上がる打球。故障もあって65試合の出場ながら20本のアーチを放ち来シーズンへの期待が高まる。

 

試合65(規定打席未満)
本塁打20(7位)

 

 

パワーヒッター部門 第2位

唐川侑己 逆方向に打った瞬間ホームランって打てる選手はそんなにいないと思うんですけど。

 

島内宏明 スゴいパンチ力だなと思います。

 

平良海馬 真っ直ぐ投げても打たれちゃうんで、どうしたらいいんだろうと思います。

 

柳田悠岐 単純にスイングスピードとかスイングの軌道とか、全てがパワーヒッターやなっていう。(自分と比べて)全然レベルが違うと思います。浅村。

 

2位は楽天の浅村栄斗が15票。プロ12年目で初のホームラン王を獲得したスラッガーは左右どちらにもアーチを量産した。

 

浅村32本塁打の打球方向
レフト14本 センター6本 ライト12本

 

 

パワーヒッター部門 第1位

坂口智隆 どのホームランもえげつない。

 

大島洋平 日本1、2を争うくらいの力はあると思います。

 

安田尚憲 「あっ、レフトフライかな」っていうのが入ったりとか。

 

西川遥輝 うちもよく打たれましたけど。

 

小深田大翔 ちょっとレベルが高すぎて。

 

山本由伸 やっぱ柳田さんじゃないですかね。

 

ソフトバンク柳田悠岐が40票でパワーヒッターナンバーワン。前回王者の山川穂高が3票で9位、中田翔と鈴木誠也は5票で6位タイ。波乱の展開となる中、長打率6割超えのパ・リーグMVP男が1位に輝き5年ぶりの栄冠を手にした。

 

パ・リーグMVP
長打率.623
最多安打146本

 

中でも日本を代表するプレイヤーが驚愕した一打がある。

 

松田宣浩 京セラドームで田嶋投手から打ったホームラン。

 

それは2020年7月18日のオリックス戦で放ったこの当たりだ。

 

 

ライトに上がった当たりがそのまま照明灯を直撃。

 

吉田正尚 僕ライトを守ってたんですけど、その上に何かに当たって落ちてきた(笑) 後で映像を見たらスゴいところに当たっていた。怪物です。

 

松田宣浩 ベンチから見てましたけど、屋根に当たったんですよね。あんなんね、絶対に当たらんですよね。

 

菅野智之 野球人生で見たホームランの中で一番飛んでたんじゃないかなっていう、そういう印象です。

 

 

第1位の選手の言葉

ここから柳田と立浪和義とフジテレビアナウンサーと交えて打撃について語ります。

 

アナ まずは柳田選手、パ・リーグMVP受賞おめでとうございます。

 

柳田 ありがとうございます。

 

アナ そしてもう一つ受賞したものがありまして、100人分の1位 パワーヒッター部門受賞です!

 

柳田 ありがとうございます。

 

アナ 受賞の感想はどうですか?

 

柳田 まあパワーヒッターとは思ってないんですけど、非常に嬉しいです。

 

アナ 照明直撃弾はどうでしたか?

 

柳田 本当に完璧過ぎました。本当に芯の中の芯みたいな。

 

立浪 芯の中の芯(笑)

 

アナ どんな感触だったんですか?

 

柳田 なんか柔らかい感じですね。柔らかい感じで一気に飛んでったっていう。

 

アナ 柔らかい感じというのは?ホームランを打ったことがないんでよく分からないんですけど(笑)

 

柳田 はい。思いっきり打てば打つほどドーンっていう衝撃になると思うんですけど、思いきり振って柔らかい・・・。

 

アナ 立浪さんはその柔らかさを感じたことはありますか?

 

立浪 ないですね。まあ確かに真に当たれば、そんなに感触は残らないんですよね。

 

アナ なるほど。

 

立浪 そんな感じですよね?

 

柳田 はい。

 

 

そして柳田選手に投票した選手から他にも気になるコメントがあった。

 

浅村栄斗 「なんでそれがホームランになるの?」っていう。

 

山本由伸 変なホームランって言ったらアレですけど。

 

伏見寅威 変態的なホームランを何本も打ってるんで。

 

菊池涼介 もうあれは変態ですよ。

 

実はネット上でも柳田のあるホームランが「変態打ち」と呼ばれてバズっていた。その動画がこちら。2020年8月11日のオリックス戦。

 

 

 

体勢を崩されながらも右手一本ですくい上げて右中間スタンドまで運んだ、まさに変態打ちなのだ。

 

ここから再び柳田、立浪、アナウンサーでの対談に戻る

 

立浪 最終的には片手なんですけど、ミートするまでのスイングスピードが速い。

 

ここからこの打撃の極意を実演

 

柳田 ボールをまずバットの上側に当てるイメージ。

 

 

柳田 あとはバットのヘッドを返さない。このままの状態でボールを当てる。

 

 

柳田 だから「バットの上に当たるように」「ヘッドを返さないように」という2つのイメージで。

 

2つ目のポイントの「ヘッドを返さないように」とは、ヘッドを返すとゴロになる可能性が高くなるためヘッドを返さずにボールをバットに乗せるように振り抜くということ。そしてもう1つ重要なポイントがある。

 

柳田 あとは体が開かないこと。

 

立浪 体が開いてバットと体が一緒に回ってしまうと力が逃げてしまう。泳いでいるんですけど体の前に壁があるから我慢してバットがパッと走るということですよね?

 

柳田 そうです。まさにそうです。

 

打ちに行くときに軸が前にブレてしまうとバットを強く振ることができない。

 

青線の方に軸が倒れたらダメ

 

柳田は体勢が崩れた中でも体が前に突っ込まないように壁を作る。

 

赤線で我慢する

 

このようにすることで力強いスイングを可能にしている。

 

 

これによってパワーアップだけでなく確かな技術があるからこそ飛び出した変態打ちなのだ。

 

立浪 打席で意識してることは何かある?

 

柳田 強く振ろうというのは本当にないです。丁寧に、当たるところが一番大事だと思うんで。ボールも毎回毎回違いますし、変化球も色んな変化があるので。どの球でも自分の良いスイングをしようっていうことだけは考えてます。

 

立浪 映像を見ると本当にめちゃくちゃ振っているっていう印象だと思うけど、ちゃんと理に適った部分があるからこれだけの成績が残る。

 

 

ここで柳田が来シーズンの公約を色紙に書く

 

来シーズンの公約
全試合
V5

 

柳田 全試合に出て日本一になる。それしかないです。

 

立浪 ホームラン、打点、打率のどれに一番重きを置いてますか?

 

柳田 ホームランですね。やっぱりホームランを打つのが一番楽しいかなと。

 

パワーヒッター部門 ランキング
1位 柳田悠岐(福岡) 40票
2位 浅村栄斗(楽天) 15票
3位 オースティン(横浜)  8票
4位 村上宗隆(ヤク) 6票
4位 岡本和真(巨人) 6票
6位 中田翔(ハム)  5票
6位 鈴木誠也(広島) 5票
8位 大山悠輔(阪神) 4票
9位 山川穂高(西武) 3票
10位 ソト(横浜) 2票

 

以上です。

めちゃくちゃ振ってるように見えるだけでちゃんと振ってる。
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