2021年3月27日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.埼玉西武ライオンズ戦で先発登板し、チームの今季初勝利を演出したオリックスバッファローズの宮城大弥について元阪神の片岡篤史と元巨人の斎藤雅樹がタレントの井森美幸と共に語っています。
宮城のヒーローインタビューの一部
宮城 全体的に真っ直ぐも強さがあったり、変化球も緩急を付けて、自分らしいピッチングができたので、そこをもっと活かせるように頑張りたいです。バックを守られてる方がエラーをしてしまって、ここで気持ちを切らせたら大量失点になる場面で集中して投げることができたので最少失点に抑えることができました。
宮城を語る
シーズン防御率1.29(3/27時点)
チーム64年ぶり開幕カードで10代勝利!
井森 オリックスは開幕2戦目を1点差で逃げ切って西武に勝利し、今シーズン初勝利となりました。斎藤さん、先発の宮城投手は改めてどうですか?
斎藤 良かったですねぇ。初回失点したんですけど、ストライクゾーンにドンドン投げ込んでましたし、テンポも良かったんですよね。
井森 はい。
斎藤 それで4回裏の山川に対する投球なんですけどね。この場面は味方が逆転しての先頭バッターか山川。
井森 はい。
斎藤 山川にスゴく粘られるんですよね。1球目ストレートでファウル。2球目は緩いカーブで空振りさせて追い込みます。ここから粘られるんですね。
斎藤 8球粘られて普通の新人だったらゾーンが外れてフォアボールになるケースなんですけど、最後の9球目にカーブで空振り三振に打ち取るんですよね。
井森 うんうん。
斎藤 最後にしっかりと投げ切りましたよね。だからハートも非常に強いなあと思いますね。
井森 根負けしないというところですよね。
斎藤 そうですね。
井森 片岡さんはどうご覧にますか?
片岡 こういう若い投手というのはピンチになると、マウンドでテンポやリズムが変わったり、相手から見ても投げ急ぎや勝ちを急いでいるという風に映りがちなんですけど、彼からは全くそれが見えないんですよね。
井森 ほぉー。
片岡 あとは同じ腕の振りで遅いボールを投げれるというね。2年目で同学年にはロッテ佐々木やヤクルト奥川が注目されていましたけど、宮城投手は昨年のルーキーイヤーにファームで最多勝を獲ったり、1軍での初勝利も上げてますしね。左で非常に器用なイメージを受けますね。
井森 うーん。投球は高校時代から凄かったですもんね。
片岡 はい。
MLB 150試合9勝9敗48H 8S
通算 700試合57勝78敗188H 164S
井森 そして平野投手が古巣に復帰しての初登板。斎藤さんはどうご覧になりました?
斎藤 やっぱり真っ直ぐはコントロールがバラバラの頃もありましたけど、フォークは非常に落差があって、非常にいいなと思いました。
井森 なるほど。片岡さんはどうですか?
片岡 やはり日本にいる時はもうちょっと真っ直ぐに力があったんですけど、今はピッチングの味というんですかね。
井森 はい。
片岡 その様なものがメジャーに行って日本に帰ってきて加わったのかなと思いますし、三振を取るよりも相手を打ち取るという投球スタイルに変わったんじゃないかなという風に見えました。
井森 じゃあ、今シーズンはそういう形が見られるかなと?
片岡 平野があの様ようなピッチングをしていれば、後ろの3イニングのうちの1イニングを任せられれば勝てる可能性が高くなると思いますね。
以上です。