2022年5月3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.阪神タイガース戦で今季初完封勝利を飾った東京ヤクルトスワローズの小川泰弘のピッチングについて元ヤクルトの五十嵐亮太、広島で監督をしていた達川光男、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
小川のヒーローインタビューの一部
小川 しっかりと自分の仕事をしたいと思ってましたし、キャッチャーの中村がいいリードしてくれて強気のピッチングが出来ましたし、序盤に味方に点を取っていただいて、大胆に攻めていくことができました。今までいい働きができなかったので、これから心機一転してチームに貢献していきたいと思います。
小川を語る
今季1勝2敗 防御率3.86(5/3の試合終了時点)
今季初勝利が完封!
アナ ヤクルトが阪神に勝利。小川投手は完封勝利となりました。ヒーローインタビューではキャッチャーの中村選手も立てていました。五十嵐さん、待望の今季初勝利でした。
五十嵐 まず勝てたのが良かったと思います。あと真っ直ぐの球威とコントロールが抜群でしたね。真っ直ぐを内にしっかりと速い球を見せて、外の変化球というのをしっかり見せられていたので。もちろん中村のリードも良かったんですけど、そこに投げられるか投げられないかでしっかりと投げられた。
大久保 はい。
五十嵐 あとね、本人もセットの時にクロス気味にしてサードの方に向いてる形にしてたんですけど、それをファースト側にすることによって足の反動を上手く使えたっていうので球威が戻ってきたと本人も話してたので、その辺も上手くいったのかなと思いますね。
大久保 なるほど。
アナ 高津監督も「文句を付けるところがなかった」とおっしゃられてました。
大久保 真っ直ぐが良かったですよね。
五十嵐 速かったですね。
大久保 スピードガンよりも速く感じさせていて、バッターもことごとく差し込まれていましたよね。
アナ そしてもう1つの注目ポイントをお願いします。
五十嵐 やっぱり今日は中村のリードですね。抜群でしたね。両サイドの投げ分け。特に佐藤選手との対戦でのリードです。
大久保 はい。
五十嵐 1打席は3球全部外に投げて併殺打。それで2打席目は内を見せながら最後に外を使って空振り三振。
大久保 うんうん。
五十嵐 そして3打席目は2塁3塁のピンチで6球全部インコースに投げて内野フライに仕留めてる。こうなるとバッターは的を絞りにくい。全6球ストレートというのは中村じゃないと選択できなかった配球かもしれませんよね。
大久保 はい。
五十嵐 そして最後の4打席目は1球目に外に投げてライトフライで終わらせたと。完璧な配球でした。佐藤選手をスゴく意識した、バッテリーが「どうやろうか」と考えた結果の配球だったと思いますね。
大久保 そうでしょうね。達川さん、ミーティングしてたとしても、やっぱり主軸の佐藤に6球インコース投げるってのは中村にしかできない感じが僕にはするんですけど。
達川 その通りですねぇ。デーブさんね、昨年まで彼の背番号は2番でしたよね。
大久保 そうですね。
達川 それが27番に変わって古田がリードしてるような感じでしたよね。
大久保 あぁ、確かに。
達川 古田はどちらかと言うと、こういう大胆なリードを現役時代にしてましたよね。
五十嵐 そうですね。本当にそうです。
達川 そういう感じなリードと思いましたね。
以上です。