2022年5月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.埼玉西武ライオンズ戦でノーヒットノーランを達成した福岡ソフトバンクホークスの東浜巨について元横浜の野村弘樹、元近鉄西武の金村義明、楽天で監督をしていた田尾安志がフリーアナウンサーの袴田彩会と共に語っています。
東浜のヒーローインタビューの一部
―ノーヒットノーラン達成
東浜 まさか自分が出来るとは思ってもなかったですし、まだ信じられないです。
―どの辺りから意識した?
東浜 最終回ですね。
―最後はヒヤッとする当たりだったが
東浜 自分のところに打球が飛んできたんで、捕れなかったときに「あぁ、やってしまった」と思ったんですけど、上手く処理してくれたんでホッとしました。
―最終回は異様な雰囲気になっていたが
東浜 7回ぐらいからですかね。ちょっとずつ拍手が大きくなっていったので、何となく意識したくなかったんですけど、おかけでジワジワと実感しながら投げることができました。
―ベンチでは?
東浜 ベンチの人も全然声を掛けてくれなくて(笑) 多分めちゃくちゃ意識して流れを変えたくなかったんだと思うんですけど、そういう気配りもありつつありがたいなと思いながら、余計に緊張しながら、初めての経験でした。
―ファンに向けて
東浜 今日はルーキーの子も生観戦してるという事で、そんな試合でこういうピッチングが出来て嬉しく思いますし、それ以上に球場に足を運んで頂いたファンの皆さんの前でこういうピッチングが出来て、本当に良かったと思います。また次の試合もありますので、また球場に足を運んで応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
東浜を語る
今季4勝1敗 防御率2.45(5/11の試合終了時点)
史上84人目のノーヒットノーラン達成!
アナ 東浜投手がノーヒットノーランを達成しました。田尾さん、東浜投手のピッチングはいかがでしたか?
田尾 もう素晴らしかったんですが、何よりもどのバッターに対しても向かって行く気持ちがスゴく出ててね。そして無駄なボール球が少ないんで、97球で終わりましたからね。
野村 はい。
田尾 自分の一つ一つのボールに自信を持って投げ込んでいるんだろうなと、そういう感じでしたね。
野村 うーん。立ち上がりよりも、終盤以降に良くなってきたように見えたんですけど、全体を見ていてどうでしたか?
田尾 最初はノーヒットノーランをやるようには見えなかったんですけど、それでも2点取ってもらった後もガンガン相手を攻めるピッチングをしてましたからね。
野村 はい。
田尾 僕は5回くらいからあるんじゃないかと思ってましたね。本人は9回に意識したと言ってましたけど。
野村 金村さんはいかがですか?
金村 ナイスピッチングですけど、相手打線の淡泊さも目立ちましたよね。
野村 なるほどね(笑) 東浜自身も言ってましたけど、味方がベンチで声を掛けてくれないと言ってましたが。
金村 僕なんかは声を掛けるタイプでした。「ノーヒットノーランやぞ!」って言うと必ず打たれてましたけどね(笑)
野村 そうですか(笑) 田尾さんは経験ありますか?
田尾 僕は郭泰源がノーヒットノーランしたときにライトで守ってましたね。
野村 あぁ。やっぱり守ってる側も痺れますよね?
田尾 いや、完全試合とは違ってエラーはしてもいいんでね。
野村 そうかそうか。
田尾 だから逆に思いきったプレーができるんですよね。
野村 はいはい。
田尾 だからヒット性の当たりは全部突っ込んでいくぞと最初から思ってましたね。
野村 色々ありますね。金村さんみたいのもありますし。本当によくやりましたね。おめでとうございます。
以上です。