2018年4月9日に関西テレビで放送された「報道ランナー」という番組で山本昌がエンゼルス大谷翔平について関西テレビのアナウンサーの新実彰平(以下アナ)と共に語っています。ちなみにこの日は大谷が衝撃のメジャー2勝目を上げています。投球内容は7回、被安打1、奪三振12と本当に衝撃的な内容でした。
アナ すごいなこれは。三振が。スプリット、日本ではフォークと言いますが。ストレートも完全に通用していましたし。
山本 そうですね。フォーシームも通用していました。この試合では四球がないのがオープン戦とは違うところですよね。
アナ 何でこんな短期間で適応できるんですか?
山本 やっぱり、バッティングの調子がいいんでね。体全体のコンディションの調子が上がってきたかなと思います。
アナ ここまでのピッチャー大谷はどうご覧になりますか?
山本 私はバッターの方は通用すると思っていましたし3試合連続でホームラン打った時に僕は嬉しくて涙が出てきたんです(笑) ただ、ピッチャーに関してはこれです。(フリップを出す)
【フリップには『投手としてはまだ完調ではない』と書かれている】
アナ え、まだ完調ではない?
山本 はい。大谷投手は2017年に足首の手術をしているのでキャンプからちょっとかばっているところがあったんです。
アナ はい。
山本 まだ少しそういうところが見えるんで。
アナ まだ見えるんですか!
山本 大谷投手というのはもっとすごいです。これね、足首の手術が気にならなくなったら、もっと上のレベルのピッチングをしますから。
アナ そうなんだ。
山本 ですから、このピッチングが通用したのは嬉しかったけど、もっと上のレベルの大谷があるよっていうのをアメリカの人に知ってほしいなと思っていますね。
アナ 1つ心配なのがスプリット、フォークを投げる回数がやたらと多いじゃないですか。大丈夫ですか?(フォークは肘に負担がかかるので心配しているのだと思います)
山本 まあまあ、大丈夫じゃないですかね。そのへんは首を振ればいいわけですから。大丈夫だと思います。
アナ いけるという手応えの中で投げている。楽しみですねぇ。
山本 アメリカのボールが合っているんですよ。
アナ フィットしたんですかね。ちょっと1週間のスケジュールを見てください。
【モニターに1週間の大谷の投手やら打者やらのスケジュールが映される】
アナ 4月2日に投げて勝ちました(初勝利のこと)。次の日は出場なし。4月4日にホームラン(1号)、4月5日にホームラン(2号)、次の日は試合がなし。4月7日にホームラン(3号)。4月8日は出場なし。4月9日にまた投げる(2勝目)。このペースで1年間いくんですか?
山本 いくんじゃないですか。
アナ いけるんですかね?
山本 これは打者ではDHで出ている。これが守備に就いているとかなり負担が大きいんですけどDHで4打席5打席だけですから。まあ、当然負担はありますけど若いですしね。これは大丈夫だと思います。
アナ 最長移動距離4000キロと時差。このへんはどうでしょうね?
山本 いやぁ、最初はきついでしょうけど彼は頭がいい選手ですから大丈夫だと思いますけどね。
アナ 自分の状況を客観的に見れていますもんね。
山本 夜に移動したりするので、結局ナイトゲームになりますから休めることは休めるんですね。昼まで寝ようとかね。多分、大丈夫だと思いますね。
アナ どれぐらい投打の成績を残しそうですか?
山本 このままでいくとは思ってないんですけど10勝20本3割は切るかもしれませんけど、それぐらいはいくんじゃないかなと。
アナ 本当に楽しみです。昌さんお墨付きです。
以上です。
かなり楽観的に考えてそうな山本昌ですけど信じられないことをやるのが大谷なんで何でも否定できないですよね。