2018年5月21日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でvs.シンシナティレッズ戦で今季8試合目登板のシカゴカブスのダルビッシュ有の投球についてメジャーで活躍もした小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析をしています。
【この日のダルビッシュの投球内容】
6回、被安打2、奪三振7、与四死球5、失点1
今季1勝3敗 防御率4.95
日米通算150勝
【ダルビッシュの試合後のコメント】
ダル 2回ぐらいからフォーシームの感じというか力感がスゴくいい感じになってきて、それで空振りがスゴく増えていったなという感じがします。(勝利が)ゼロよりかは1の方がいいのでやっとスタートしたのかなという感じ。(日米通算150勝については)日米一緒なのでそういうのは全部振り返って引退してからですね。
アナ ダルビッシュ投手、8試合目にして今シーズン初勝利をあげました。本人もホッとしていましたね。
小宮山 待ちに待った瞬間なんですけど、初回はとにかくヒヤヒヤしましたから(笑)
アナ はい。
小宮山 大丈夫かな?!っていう心配でしたけど、その初回以外は本当に素晴らしいピッチングだったので。特に力強いフォーシーム、これが今日は素晴らしかったです。
アナ 気合も入っていましたね。
小宮山 相手打線が最下位に沈んでいるとはいえ、何だかんだ言いながら良い選手はいるわけですよ。そういう相手にとにかく気を抜かずにしっかりとしたボールが投げられるかという事で、今日は本当にフォーシームも抜群でキレイにバックスピンが掛かっている感じで上品なフォーシームだったので、見ていて気分が良かったですね。
アナ カブスのマッドン監督はダルビッシュ投手について「自分のボールを信頼して投げられればこの先、数年間は好投するだろう」と話しましたけど、今後に期待しても良さそうですね。
小宮山 もちろん、マッドン監督もそうですがカブスの関係者が高く評価していると思いますし、今日のようなピッチングが当たり前だと思っているでしょうから、ここからスーッといくでしょう。こんなピッチングが続くと思います。
【ここで視聴者からダルビッシュについて質問を読み上げる】
アナ 『魔の5回は何故乗り切れたのでしょう?たまたまのダブルプレーのおかげですか?』ということですが、説明しますと『魔の5回』と言われる理由は過去7試合の23失点のうち5回だけで14失点(5/20の時点)と極端に多いから、このように言われているんですが、小宮山さんはいかがでしょうか?(※たまたまのダブルプレーと質問にあるのはショートが非常に上手く処理したから)
小宮山 はい。日本語は難しいんですけど、たまたまのダブルプレーかと言われたら、多分たまたまです(笑)
アナ たまたまですか?
小宮山 これ先頭バッターにイヤな感じで出塁を許すんですけど、ショートのバイエズが救ってくれたプレーなんですけど、5回は本人も絶対に意識していると思うんですよ。
アナ はい。
小宮山 5回の先頭打者にいきなりデッドボールで、しかも「何だよ避けろよ」みたいな感じのデッドボールなのでイヤな雰囲気になったと思うんですよ。そこで難敵のボットーを迎えたところでバイエズが本当に素晴らしい身のこなしで、もう流れるようなプレー。
アナ 本当に無駄のない動きですよね。
小宮山 こういう感じでバックがしっかり守ってくれるということも含めて、イヤなランナーを出してたまたまバイエズの所にいい打球が飛んで素敵なダブルプレーが取れたという事なので、それで切り抜けたということです。
アナ この守備力によっても今季初勝利をあげることができたということですよね。
小宮山 はい。ここから1つ1つ星を積み上げてほしいですね。
以上です。
ようやく初勝利です。ここからが今季のスタートですね。ここから約2ヵ月の出遅れを取り戻すような活躍をしてほしいです。