2018年5月26日のvs.巨人戦の阪神・金本監督の試合後のコメントです。試合は阪神・小野、巨人・田口の先発で始まる。阪神の先発小野は1回から不安定な立ち上がりを攻められて1点を先制され2回にも大城のソロホームランで追加点を奪われる。阪神の攻撃は1割バッターが続く6番7番8番の奇跡的な連打で同点に追い付く。3回裏には糸井の犠牲フライ、4回裏には大山のタイムリーで得点を重ねて2点をリードして8回から継投に入り2アウトランナー1塁でバッター長野の場面で桑原が同点2ランを浴びてしまう。延長かと思いきや9回裏に阪神が2アウト1-2塁のチャンスを作りバッター中谷がレフト前ヒットを放ち2塁ランナーがホーム突入しサヨナラ勝利。最終スコアは5-4で阪神が勝利。スカイAとMBSラジオとABCラジオの野球中継のレポートを参考に書いています。
【金本監督の勝利監督インタビュー】
アナ 今シーズン初のサヨナラ勝ちです。どんな思いで見つめていましたか。
金本 いやぁ、もう最後はね、巨人はリリーフがいいんで難しいなあと思ったんですけど(笑) まあ、でも最後は選手を信じたといいますか、僕が弱気になってはダメだと思って、僕自身が絶対に打ってくれると強く思っていたんで中谷がよく応えてくれました。
アナ 中谷が1軍復帰後に4試合目でサヨナラ勝ちです。
金本 そうですね。そんなに感じは悪くなかったんですけど、よくあそこであの場面で打った事に価値があると思います。
アナ よくサードベースコーチの高代コーチが回しましたね。
金本 ねぇ(笑) ちょっと暴走気味かなと思ったんですけど、本当にさすが長年の経験と言いますか、何か空気を感じたんじゃないですかね。
アナ あの場面で福留選手の代打はどうかなと我々は見ていたところがあったんですけど。
金本 まあ、延長も想定していましたし、9番にもう1回打席が来るので状況に応じてこっちは一応、ジョーカーとして福留を残していましたけど、あの場面ではなかったですね。
アナ 先制されて、逆転して、追い付かれて、最後はサヨナラ勝ちという今日の展開ですけど巨人戦の連勝というのは監督はいかがでしょうか。
金本 まあ、今シーズンはあんまり勝てていないんで、やっぱり嬉しいですし、できれば小野に勝ちをつけてあげたかったんですけど、勝ったことを素直に喜びたいですね。
アナ その小野投手ですが立ち上がりに失点がありましたが途中からグイグイといいますか、どんな監督の評価でしょうか。
金本 まあ、最初はストレート1本で狙われていかれたんですけど、途中からカーブを上手く有効に使ってね。ただ、良いボールを投げるだけではないピッチングが出来ていたかなと思いますね。
アナ やっぱり、2年目で成長の跡が見えますでしょうか。
金本 そうですね。あそこで一気に序盤で崩れないというのが良かったと思いますし、今日は小野が試合を壊さずによく耐えてくれたというのが大きかったと思います。
アナ 攻撃面では大山選手が3安打でした。
金本 そうですね。まだ本来の当たりといいますか、左中間やレフトオーバーでバチっといってほしいんですけど、まあ、徐々に徐々にいきましょう(笑)
アナ 初の猛打賞ですから気分的にも違いますよね。
金本 そうですね。いい場面でタイムリーも出ましたし、本当に上り調子なんで期待したいですね。
アナ 江越選手にもいい2ベースがありました。
金本 そうですね。江越は1本どっかで点に絡んでくれればOKと思っているんで。はい(笑)
アナ それからロサリオに代打を送りましたけど、あのあたりの心境はいかがですか?
金本 そうですね。今日も打てる雰囲気が無かったんで、そこはもうこっちも腹を括って代打を出しました。
アナ これで明日のゲームで交流戦前のラストゲームとなります。才木の先発なんですけど、一言お願いします。
金本 そうですね。打たれることを怖がらずに若さを出して行けるところまで飛ばして行ってほしいですね。
アナ 見事なサヨナラ勝ちおめでとうございました。
金本 ありがとうございました。
勝利監督インタビューは終了
【金本監督のその後のコメント】
―サヨナラヒットの中谷について
金本 彼は足もあるし守備もいいので打ってくれるとチームにとって大きい。練習でもタイミングを取る時に左肩がグッと入らなくなっているし、あとはタイミングさえ掴めばいいと思っていた。
―3安打の大山について
金本 片岡コーチとやっている早出特打の成果が出ているんじゃないか。あとはバチっと引っ張れればいいですね。上がり目だと思っているし、これから俺は打つと思っているよ。
―ロサリオについて
金本 明日は右ピッチャーが先発やし先発起用は考えないといかん。ちょっと今はメンタルがやられているので、それが表情に出てしまっている。スタメンはちょっと考えます。
―下位打線について
金本 今日は下位打線がよく繋がっていたし全ての得点が大きかった。
【小野の試合後のコメント】
小野 (154キロが出たことについては)特に何もないんですけど、今日は全体的に指に掛かっていたボールがいっていたと思います。腕を振っていくことだけを考えて梅野さんのリードを信じて投げていました。阿部選手には昨シーズン、真っ直ぐを打たれていた印象があったんで、そこらへんは変化球を使ったりで駆け引きができました。コントロールをきっちりというわけではなくて甘くならないようにストライクゾーンで勝負することを今後も課題にしていきたい。
【久慈コーチの試合後のコメント】
久慈 (9回表のドリスのバント処理のナイスフィールディングについて)あれはドリスの得意プレーなんだ。2塁に投げた時に悪送球だけが心配だったけど、しっかりと勝負しにいってくれた。もともと野手上がりなので、ああいうゴロの処理の時に2塁で勝負できるという感覚を持っている。思い切っていってくれてとても大きいプレーだった。
【ドリスの試合後のコメント】
ドリス あのプレーは練習でもしっかりとやっているし、自分の正面に来たから思い切って投げた。ピッチングの状態がスゴくいいのでそれを保てている。
以上です。
まあ、何とか勝ちましたけど延長になったら点を取るのが難しかったかもという試合でしたね。ロサリオには本当に決断を下されるエックスデーが近付いてきているかもしれません。