2018年5月31日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.日ハム戦でプロ初登板の読売ジャイアンツの鍬原拓也について中央大学の先輩である高木豊がフリーアナウンサーの関野浩之(以下アナ)と共に熱く語っています。後半からは元中日の谷沢健一、楽天で監督をしていたデーブ大久保とフジテレビアナウンサーの内田嶺衣奈も交えて語っています。
【この日の鍬原の投球内容】
5回87球、被安打2、奪三振7、四死球6、失点3
アナ プロ初先発で5回3失点、今日は奪三振7、四死球6という内容でしたが。
高木 はい。三振を取れますし、自滅型ではないというはよく分かりましたよね。それと、どのボールでもストライクを取れるということで慣れてくると安定感が出てくると思うんですよ。
アナ はい。
高木 左にはシンカー、右にはスプリットという投げ分けも出来ますので非常に将来性を感じました。ただ、勉強してもらいたいところが各所にあった。
アナ ということは、デビュー戦で良いところもあったけど課題もあったと。
高木 このままではなかなか勝てないと思いまして。配球、組み立て。
アナ 今日のバッテリーは大城とルーキーですもんね。
高木 若いです。気が付いたことはストライクを取れるボールは何でも取れるんですよ。
【3回表二死1-2塁、打者レアードの場面を見ながら】
高木 2ボールからこれはスライダーでストライクを取りにいくんですよね。(これでストライクを取りカウント2ボール1ストライク)
アナ はい。
高木 それで次のボールが問題なんですけど、いいバッターって同じボールで同じコースにきたら、必ず振ります。(結果は2塁打)
アナ あぁぁ。なるほど。
高木 それはヒットかどうかは別問題として、あれを1球ボールぐらいにするつもりで投げると、また違った展開になるというね。
アナ なるほど。それは鍬原にとっても大城にとっても課題ということになりますよね。
高木 そうですね。だから、お母さんの笑顔が早く見たいと。(※お母さんは試合中に泣いているところが映されていた)
アナ そうですね。
高木 涙の顔から笑顔に。
アナ いいですね。
高木 ウイニングボールをお母さんにプレゼントして、早くよろしくお願いします。
【ここから谷沢、デーブ、内田アナも参戦】
内田 今日、初登板の鍬原投手は谷沢さんから見ていかがでしたか?
谷沢 大学出身のピッチャーではDeNAの立命館から入った東ですよね。それから阪神の亜細亜大学から入った高橋遥人。鍬原はファームで2勝2敗で防御率が2.39でスゴくいいんですよ。
内田 はい。
谷沢 結果をファームで出して1軍で起用された。150キロも出ましたしね。
内田 はい。
谷沢 先ほど豊さんがこれからの課題を話していましたけど、デーブさんはどう見ましたか?
大久保 まあ、ピッチングよりも終盤に他の選手と笑っているシーンが見えちゃって。
谷沢 うん。
大久保 そこが若いというか新人というか。そこもコーチが言ってあげないといけない部分で「ゲームをちゃんと見とけ」と。「負けている試合を作ってんのはお前だぞ」と。
谷沢 うん。
大久保 プロの1勝は大変なんで、あの笑顔のシーンはまだ見たくなかったなと。今後はそういうのは見たくないですよね。
谷沢 そういう意味ではまだプロの厳しさというか。
大久保 そういうを感じましたね。
谷沢 まあ、豊さんね、この鍬原は随所にいいモノはあるけども、特に僕はストレートをもっと使ってほしい。
高木 そうそう。もっと磨くとスゴく勝てるピッチャーになりますよ。インサイドに投げるのも思い切り腕を振りますしね。遠慮してなかったですし。だから、楽しみです。
谷沢 シンカーの多さがちょっと気になるんですよね。まあ、ちょっと狙われるわな。
高木 そうですね。高めに浮くと危ないボールになりますよね。
谷沢 はい。
以上です。
高木豊が中央大学の後輩ということでめちゃ応援しています。今後はお母さんを笑顔にするような活躍をしてほしいですよね。