2018年7月12日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のサンディエゴパドレス戦で先発し6勝目をあげたロサンゼルスドジャースの前田健太のピッチングをメジャーで活躍した高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析しています。最後にちょっとだけ小宮山悟も登場します。
【この日の前田の投球内容】
5回2/3、92球、被安打4、奪三振9、与四死球1、失点1
今季6勝5敗 防御率3.13 (7/12の試合終了時点)
【前田の試合後のコメント】
前田 久しぶりに勝ちがついたので嬉しい。最初の方は体が重い感じでポンポンとストレートを打たれた感じがあったんで、あまり良くないかなと思っていたが、上手く色んなボールを混ぜて投げられたと思います。チェンジアップを効果的に使えましたし、右左に関係なく上手く投げられたと思います。
アナ 前田健太投手、見事な投球で6勝目をあげました。高橋さん。
高橋 はい。良かったですよね。今日は初回に失点はしましたけど、それ以外は完璧でしたね。特に変化球がキレていたと思いますね。
アナ その変化球の中でもチェンジアップを効果的に使えたと話をしていましたけど、今日の三振9つのうち、チェンジアップが6つ (※スライダーでは2つ、フォーシームでは1つ三振を奪う)。これだけチェンジアップで三振を取れた理由はどういうところなんでしょうか?
高橋 理由は腕の振りです。
アナ 腕の振り?
高橋 はい。フォーシームの腕の振りがほとんど変化球と変わらないんですよ。逆にチェンジアップの方が腕の振りが速い感じにも見えました。
アナ はい。
高橋 バッターは腕を強く振られることによって見極めがなかなか出来ない。
アナ このチェンジアップなんですが、今日は投球の27%で今シーズンの平均の13%でしたので、かなり多く投げていたのが分かります。
高橋 そうですね。それだけ自信を持って投げられていた証拠だと思うんですよね。だから、前回はストレート系が凄く良かったんですけど、今回は変化球が凄く良かったと思いますね。
アナ うーん。
高橋 だから、今日は変化球が効果的に使えていたんじゃないかと思いますね。
アナ そうですね。見事6勝目をあげた投球の様子を現地で取材していた小宮山さんと繋がっています。
ここで小宮山悟と投球に関係のないやり取りがあったのでそこは省きます。
アナ 前田投手にチェンジアップについてアドバイスしたんですか?
小宮山 はい。インタビューをさせてもらった時にゼウスの動画を見せたり、色んなデータを提示しながらチェンジアップの有効性を彼に話をすることができました。この日のゲームでチェンジアップの投球数の増加で言うと、多少、色んなことが彼の力になれたのかもしれないなあと思っております。そして、ボールそのものはバッターが見極めできずに追い掛けて、空振りをしているという感じに見えたので非常にいいボールだったと思います。
以上です。
最後ちょっと中途半端な感じでしたけど、小宮山の前田インタビューはまた今度あるようです。