2018年8月14日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.広島カープ戦で1点ビハインドの8回裏に押し出しを選んだ阪神タイガースの福留孝介の選球眼について元横浜の高木豊、元ロッテの里崎智也、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。後半は高木豊と真中が植田海の走塁について語っています。
アナ 阪神は8回裏に一気に逆転しました。
高木 その攻撃の中で福留が押し出しを選んだフォアボール。
アナ そうですよねぇ。
高木 里崎さん、あそこでベテランですよね。
里崎 あそこでバットを止められるのがすごいですよね。本当に紙一重のところでしたけども、選球眼的にもハッキリとしたボールとまでは分からないコースでしたし、振りにいっていたのにバットを止めきれるというところがすごいですよね。
高木 うん。
里崎 あれストライクだったらそのまま振っていると思うんですよね。
高木 なるほど。振れる形ですもんね。
里崎 打ちにいってバットを止めているところのベテランの力というか判断力が素晴らしいですね。
高木 そうですねぇ。だから、その後の4番の糸井が初球を打ったでしょ。
アナ はい。
高木 何故、初球を打てたかというと、福留が押し出しのフォアボールを取って、ピッチャーは初球からストライクを取りに来るという場面ですよ。
アナ あー。
高木 だから、いい見本が阪神にはいます。
真中 そうですね。
高木 若手が見習うチャンスですよ。
ここから植田の走塁判断について
8回裏の1点ビハインドで1アウト2塁走者が代走の植田という場面で梅野がセンター前に落ちるフライ系のヒットを打ちました。その時の植田はスタートを思いきって切れずに3塁でストップとなりホームに生還できませんでした。そのことについて高木豊が植田海の判断を疑問視しています。
高木 僕が気になったのは、8回の逆転を狙う場面で代走で2塁ランナーの植田の走塁なんですが、真中さん、梅野のヒットでホームまで生還する打球判断ができませんかね?これで同点にしとかなきゃいけないと僕は思うんですよね。
真中 そうですね。これはまあ、若干難しい判断になりますけども、代走で足を期待されて起用されていますよね。
高木 ですよね。
真中 ホーム生還してほしいところですよね。
高木 監督だったら怒るでしょ?
真中 いや、そんなことないです。けっこう難しい判断だと思いますね。
高木 うーん。
真中 代走は盗塁の足もそうなんですけど、打球判断力ですよね。
高木 そうですよね。
真中 それがチームの勝ち負けに直結しますよね。
高木 阪神は接戦が多いんで、1本のヒットで1点を取るような、そういう走塁をしてほしかったなという、欲ですけどね。
以上です。
福留の選球眼はすごいです。おじさんなのに衰えない。植田の判断はどっちが正しいのか自分には分かりませんでした。