2018年8月17日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日タンパベイレイズ戦で先発し6回2失点も4敗目を喫したニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについてメジャーで活躍した小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。

 

【この日の田中の投球内容】

6回92球、被安打9、奪三振6、与四死球0、失点2

今季9勝4敗 防御率4.03 (8/17の試合終了時点)

 

【田中の試合後のコメント】

田中 ちょっと立ち上がりが自分に対してアジャストできていなかったと思います。でも、2回以降はランナー出しながらも粘って失点を防げたのは良かったと思います。今日もスプリットが初回特に制球できずにヒットをされていたので、とにかく低くというのを意識して投げました。

 

 

アナ 5年連続2桁勝利に王手をかけている田中投手。これで3試合連続の足踏みとなりました。小宮山さん。

 

小宮山 まあ、本人のコメントにもあった通り、結果的に初回だけが問題だったピッチング内容だったと思うんですよね。だからこそ、余計に悔しい。残念です。

 

アナ うーん。前回の登板ではスプリットの制球に苦しんでいたので、ブルペンでの投球で調整をしてきたとのことだったんですが、いかがでしょうか?

 

小宮山 はい。立ち上がりに4連打を食らっていたのでバタバタした感じになったので、特に先頭バッターの時なんですよね。

 

アナ 先頭はスミス選手でしたね。

 

小宮山 まあ、本人はしっかりと投げているつもりなんでしょうけど、我々が見たらちょっとストライク取りにいっている、置きにいっている緩い投げ方に見えるわけですよ。しっかりと腕を振らないと相手を惑わせられないボールなので。そして、打たれた後はそのスミスにノーマークで2塁に盗塁されてしまって、スコアリングポジションに走者を進めてしまって、尚且つボールが高いから痛打を浴びる。これ立ち上がりから大丈夫なのか、心配になるぐらい感じだったのですが、ここから持ち直してきたと。

 

アナ はい。

 

小宮山 素晴らしいピッチングに生まれ変わったので良かったと思います。

 

アナ このスプリットというのは田中投手の生命線でもありますから、ちょっと心配ですね。

 

小宮山 とにかく、この初回だけもったいない試合になってしまったので、問題なのはここだけなんですよ。

 

アナ はい。

 

小宮山 むしろ逆に、ここ以外はいいピッチングをしたと言っていいぐらいだったので。まあ、本人も言っていましたけど、ランナーを置きながらも点を取られずに何とか凌げたという話でいうと、初回ダメだったスプリットが膝の高さ、もしくはそれよりも低く制球できていました。そして、スライダーも非常に良かった。バッターの膝元へのボールでしたし、途中まで真っ直ぐ来て途中からボールが消えるような感じだと思うんですね。それぐらいいい制球だったので、本当に初回だけ。返す返すももったいない一日でした。

 

 

以上です。

スプリットがイマイチでしたが途中から修正して6回まで凌いだのはさすがです。

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