2018年8月24日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で先発し3失点ながらも敗戦した埼玉西武ライオンズの菊池雄星。対SB戦はこれでプロ入り13連敗となったことについて楽天で監督をしていたデーブ大久保、元横浜の高木豊、同じく元横浜の斎藤明雄がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
【この日の菊池雄星の投球内容】
8回119球、被安打4、奪三振10、四死球2、失点3
今季9勝4敗 防御率3.24 (8/24の試合終了時点)
大久保 明雄さん、菊池雄星の話をちょっと聞きたいんですけど、今日のピッチングをどう見ます?
斎藤 全く悪くないと思いますよ。今宮に打たれたホームランはアウトコースに甘くなったんですけど、これは追い込まれると苦しいから初球を打ったんだとおもいますけどね。
大久保 はい。
斎藤 だから、今日の菊池雄星は敗戦投手になりましたけど、素晴らしいピッチングをしたと思いますよ。ボールの走り、スライダーのキレも良かったですからね。ただ、柳田に打たれたスライダーなんかはもう少しボールにしたかったですね。ただそれだけだと思いますよ。
大久保 うん。
斎藤 ボール1個分か半分、外に外れていたらあそこまで飛んでないと思います。
大久保 そうですよね。
斎藤 それだけだと思いますね。
大久保 なるほど。豊さん、菊池雄星のプロ入り後のソフトバンク戦なんですよ。
【プロ入り後のソフトバンク戦の成績】
18試合0勝13敗 防御率5.44
ヤフオクDでは10試合0勝7敗 防御率7.19
大久保 18試合で13敗して防御率が5点台じゃないですか。
高木 はい。
大久保 ヤフオクドームでは0勝7敗なんですけど、ソフトバンクの攻撃陣は菊池雄星をどうやって攻略しようと思ってやっているんですかね?
高木 とにかく積極的ですよね。今日はファーストストライクを必ず振っていましたよね。だから、それだけ圧力を感じるんだと思いますよ。それと、キャッチャーもファーストストライクからどんどん打たれると、ボールから入らないと怖いなとか。
大久保 思いますよね。
高木 だから、そういうものがチーム全体で徹底されているということですよね。
大久保 あと、速い球を全く苦にしないぐらいの速い球を打つ練習をソフトバンクはしているんじゃないかというぐらい慌ててない感じがしませんか?
高木 まあ、速い球に対してもそうだし、変化球に対しても、備えはありますよね。
大久保 ありますよね。
高木 まあ、柳田のホームランなんかはまさしくそうじゃないですか。
大久保 真っ直ぐを待っていて、変化球を打っているだけですもんね。
高木 そうです。それをホームランにできる技術もあるということですよね。
大久保 そうですね。
アナ ちなみに菊池雄星選手のコメントでまさにその柳田選手にホームランを打たれた場面で「もう少し腕を振れたと思う。ボールというより、心構えとして工夫できた。ただ、去年とは違う形は出せたと思う」と手応えを口にしています。
大久保 まだ投げる機会があるかもしれませんからね。
アナ 9月に6試合、10月に1試合ある中でチャンスはあるかもしれませんよね。
大久保 意地見せるかもしれません。
以上です。
13連敗はすごいことになっていますね。あんなに凄いピッチャーを打つソフトバンクも凄いです。