4月25日に放送されたBS1の「ワールドスポーツMLB」という番組でフリーアナウンサーで現在ニューヨーク在住の久保純子が聞き手としてインタビューをしております。最後にスタジオに戻り小宮山悟が登場して質問の意図などをフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語ってくれます。
久保 2017年の前半は不調期でしたが1年前との違いは?
田中 去年のこの時期と今を比べても去年のこの時期は修正方法が分からなかった。それを知っているのは去年のこの時期と比べて強みやと思う。大きな違いはこの時点であると思いますけど。
久保 この時期に調子がいいとこれから長いシーズンもあるし大きく構えられますね。
田中 そうですね。色々と修正をこの登板感も重ねている途中ですけど、ようやく見えてきた部分もあるので。僕の考えとしてはいいフォームで投げられれば狙った所に行くし、いいフォームで投げられれば速い球も投げられるし、いい曲がりの変化球も投げられると思っているんで、全てはメカニック、投球フォームだと思います。
久保 この後、エンゼルスとの対戦で大谷とも対戦が楽しみです。
田中 楽しみにしているのは、みんな大谷が打つのを楽しみにしているんでしょ(笑)
久保 抑えてくださいよ。
田中 いやいや、楽しみにしているのは絶対にそこやから(笑) ニュースの取り上げられ方も見ててそう思うんで頑張って抑えますよ。対戦があれば(笑)
久保 この時期に投げていて寒さが影響して投げにくい影響はありますか?(ニューヨークは例年よりも寒いらしいです)
田中 投げにくい球種は僕は特にないですね。2014年にニューヨークに来てからここまでこの寒さが続くのは今までなかったと思うんですけど。まあ、今うまくアジャストできてなくても、この経験が後々生きればいいなと思ってますし。
久保 この数試合で痛打された球種に関しては球速と腕の振りが一緒だったと分析されているんですけど。
(腕を組みながら天を見上げ考え込む田中)
田中 いやぁ、分かるんですよ。言われている意味というか意図というか。分かるんですけど、必ずしもそうではないと思うんですけど、当てはまる部分もあるとは思うんので両方ですかね。
以上で田中のインタビューは終わり。
【ここからスタジオに戻ってNYにいる久保と小宮山がトーク】
久保 小宮山さん、先週まで本当にNYは寒かったんですよ。口も回らないし手もかじかんでしまうほど。でも、今週は桜も満開で春爛漫でとても暖かくなりました。やっぱり寒さというのはピッチングに影響しますよね?
小宮山 寒いと指先の感覚がどうしてもおかしくなるので田中投手が寒さに関しては何も言ってないですけど、絶対にピッチャーって寒いと投げにくいはずなんです。なので、気象条件は敵味方一緒なんで言い訳っぽくなるから口にしないんでしょうけど、間違いなくピッチャーは寒いと投げにくいですから。
平原 あと、小宮山さん、打たれた腕の振りと球速が同じだというのはどういう意図があって質問したんでしょうか?
小宮山 まあ、変化球って直球と同じように腕を振ると効き目があるわけですよね。
平原 はい。
小宮山 それで、その変化球を曲げようとか落とそうとすると、どうしても腕の振りが鈍くなるんですよ。その腕の振りが鈍くなったのと球種が一致するのでバッターの対応もしやすくなるので、打たれたシーンではそういうのが目立ったような気がするんですよ。特にスライダーが抜け気味なのが気になった部分なんですね。
平原 はい。
小宮山 腕の振りを早くしなきゃいけない。でも、手首を返すひねりが間に合わないのでどうしても抜ける。なので、この腕の振りでコントロールしなきゃいけないとなると腕の振りを緩める。そうするとストライクゾーンには行くけどバッターの方からすると分かりやすいので拾われるという。そういうシーンがあったので質問をお願いしたんですけども。あの、久保さん難しい質問させちゃってごめんないね(笑)
久保 いえいえ、質問の意図がよく分かりました。ありがとうございます。
以上です。
今のところ良い滑り出しをして順調のようです。大谷のことを聞かれるのはちょっと面倒な感じが出てるかもしれませんね(笑)