2018年10月18日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でセ・リーグ、クライマックスシリーズのファイナルステージ、広島カープvs.読売ジャイアンツの2戦目、裏目に出た巨人の高橋由伸監督の継投采配について元中日の谷沢健一、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の野村弘樹がフジテレビアナウンサー内田嶺衣奈と共に語っています。

 

先発の田口は6回、67球、無失点

2番手の畠は7回を3人で抑えて8回簡単に2アウトを取る

 

 

谷沢 野村さん、巨人の継投なんですけど、先発の田口は6イニング67球で降板なんですよ。

 

野村 はい。

 

谷沢 それで何故ここで畠に代えたのか。計算していたとはいえね。

 

野村 そうですね。そこでボールが上ずってきたとか、そういう傾向があるんならいいんですけど、そうじゃない。

 

谷沢 うん。

 

野村 そして前の回に打席が回ってきたわけでもないんですよね。

 

谷沢 うん。

 

野村 そう考えると、ジャイアンツの継投は畠と山口で逃げ切りたい。だけど残り3イニングあるので、どっちかが2イニングを投げないといけないんですよね。

 

谷沢 はい。

 

野村 それで畠が7回裏に3番4番5番をキッチリ抑えたんで、当然8回も跨ぐことになったんでしょうけども、結果的に言わせてもらうとこの跨ぎが苦しくさせたように感じましたよね。

 

谷沢 うん。しかし、田口を6回67球で代えたというのは、やっぱりある面では今年の田口は良くなかった。

 

野村 はい。

 

谷沢 だから、この辺で今日は試合前から良くても中盤で代えようというプランがベンチにあったんでしょうね。

 

野村 そうですね。ですから、彼も今年は勝ちに恵まれなくて、ファームで調整しての登板。しかも、クライマックスで苦しいところですからね。

 

谷沢 うん。

 

野村 立ち上がりが不安でしたけどスッと入れて、これぐらい本来は投げられるピッチャーなんですよね。それでも久しぶりということで6回でスパッと切ったんでしょうけどね。あとの3イニングがジャイアンツにとっては長く感じますよね。

 

苫篠 僕は畠の7回のピッチングを見たときに逃げ切られると思いましたよ。だから、采配については最初から決めている中で畠と山口で逃げ切るというね。

 

谷沢 うん。

 

苫篠 結果的にカープの粘りで逆転されましたけども、個人的には早かったとか言われたりしますけど、どうなのかなと。

 

谷沢 むしろね、私が思ったのは畠の2イニング目ですよ。回跨ぎをして2アウトからフォアボールを出した。あの辺で切り替えた方が良かった。

 

野村 うーん。でも、あそこまでいっているとね。

 

谷沢 2つ目の交代のポイントは同点にされてから田中広輔をフォアボールで出した時点で交代をしていても良かったかなと。

 

野村 うーん。

 

谷沢 だから、そのへんの決断がね。ここで柔軟性が欲しかったなというね。

 

アナ 高橋由伸監督の談話なんですけど「リードしての終盤で畠と山口俊に託すと僕自身が決めていた。まだ終わったわけじゃない。とにかく明日勝つだけだと思う」とコメントを出しているんですよね。やはり決めていたという。

 

谷沢 だけど、ペナントレースと違って、ヤクルトとの対戦でもそうだけども、思い切りというか、自分の意思表示を十分出しているよね。

 

 

以上です。

田口が素晴らし過ぎて議論を呼ぶことになりました。

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