2018年8月24日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で現役時代に苦手だった相性の悪い天敵について楽天で監督をしていたデーブ大久保、元横浜の斎藤明雄、同じく元横浜の高木豊がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
大久保 明雄さんは現役時代に天敵はいました?
斎藤 いた。
大久保 誰ですか?
斎藤 広島カープで1番を打っていた高橋慶彦。
【斎藤明雄と高橋慶彦の対戦成績】
119打数42安打 打率.353
斎藤 高橋慶彦選手って、もともと相手のピッチャーに対して色んな形でタイミングを取るんですよ。
大久保 はい。
斎藤 僕の時はバットをポンと置いてる。それで昔の野球だから、マウンドから慶彦に「素振りしろ」って言ったんですよ。
大久保 はい(笑)
斎藤 「大丈夫」って返事してくる。
大久保 明雄さんがマウンドからバカにしてんのかって言ったんですね(笑)
斎藤 うん。「大丈夫」って言って、その通りにどのような形で投げても打たれた。ノーサインでクイックで投げても真っ芯で打たれた。もう何を投げてもダメ。
大久保 は~。
斎藤 下から投げようかと考えたぐらい(笑)
大久保 そのぐらいやられたんですね(笑) 豊さんは天敵いました?
高木 いましたねぇ。広島の白武。
【高木豊と白武佳久の対戦成績】
34打数5安打 打率.147
高木 打席に立つと達川さんが笑うんですよ。「お前スライダー打てんけんのぉ」って言って。
大久保 はい。
高木 「もう全部いっちゃるわ」って。よくこのボールは消えるとかあるじゃないですか。
大久保 ありますね。
高木 その感覚が分からなかったんですけど、白武のスライダーは消えましたね。
大久保 へぇ。
高木 みんなは打つんだけど、俺は打てないんですよ。
斎藤 こんな低打率のバッターじゃないもんね。
高木 止めたバットとかに三遊間に抜けたのを覚えていますけど。
大久保 なるほど。
高木 でも、毎回高めのボールを使ってくるんですよ。それを狙って一度だけホームランにしたことはあります。
大久保 あちゃーって感じになりますよね。
高木 スライダーさえ投げとけばホームランはなかったのにそれは嬉しかったですねぇ。
大久保 験担ぎとかだと、僕は左足から靴下を履くとか左足から線を跨ぐとかあるんですけど、豊さんは何ですか?
高木 僕も左ですよ。必ず左から色々とやっていましたね。間違えて右から靴下を履いたら脱ぎ直す。
大久保 なるほど。パンツも何かあったんでしょ?
高木 パンツは水玉。
斎藤 ハハハ(笑)
高木 これは2安打(笑)
大久保 あとはご飯もあったとか。
高木 ご飯は炊き込みご飯(笑)
アナ けっこういっぱいありますね。
高木 あるある。
大久保 明雄さんも何かありました?
斎藤 ありましたね。マウンドからラインを跨ぐ時は必ず右足から。
大久保 なるほど。
高木 右足なんだ。
斎藤 うん。それと、プレートもマウンドでは右足から。右足で蹴って投げますから。
大久保 なるほどね。
以上です。
こういう話は面白い。