2019年1月に読売テレビで放送された『朝生ワイド す・またん』で昭和のプロ野球を語るというテーマで山田久志と川藤幸三が対談しています。今回はPart2で『夜の街エピソード』、『無茶苦茶なエピソード』、『飲食代について』、『朝帰り偽装工作』について語っています。

 

夜の街エピソード

山田 昔は喧嘩がしょっちゅう至る所であるからね。

 

川藤 あります。飲み屋での喧嘩なんてよう聞きましたよ。

 

山田 もう酷かったで。○○(阪急の内野手)とかな。(※〇〇部分は音声が消されていて文字で阪急の内野手として表現されています)

 

川藤 うんうん。

 

山田 ××(阪急の外野手)とかバリバリや。

 

川藤 ××はあんだけ大人しそうなのに。

 

山田 一番手が早いんだから。それで足も速いし。ダーっと逃げよったり。

 

川藤 はい(笑)

 

山田 だけど、酔っ払って喧嘩しても当時の選手は他人には迷惑掛けなかったもんな。

 

川藤 そうです。人様には絶対に手を出さない。

 

山田 手を出されても出さなかった。

 

川藤 やっぱり仁義はキチッとわきまえとった。

 

山田 仁義かどうかは分からんけど(笑)

 

 

無茶苦茶なエピソード

山田 カワちゃんも経験があるだろうけども、キャンプで一番最初でアップがあるやんか。

 

川藤 はい。

 

山田 ダーっと走るやん。臭かったやろ?(笑)

 

川藤 もうだってそれを抜くためにやっとんだから(笑)

 

山田 匂いがもうプンプンして・・・誰やって思ったら、そうしたらみんながそうなんだよね。

 

川藤 だってその匂いとニンニクの匂い。

 

山田 そうそう。昔、石井茂雄さんって人がいて。(※石井茂雄とは阪急に1957~1972に在籍し通算189勝投手)

 

川藤 うん。

 

山田 「シゲさん、ちょっと肉離れしてもうた 明日明後日投げないかんのに」って言ったら「大丈夫 明日の夜な 二日酔いになるまで飲め」と。

 

川藤 うん(笑)

 

山田 「ほんだら痛さ忘れるから」って(笑)

 

川藤 それどういうことなん(笑)

 

山田 そんな人ばっかりやったやろ。

 

川藤 だって飲まんかったら、何のためにプロに来たんやって言われたもん。

 

山田 そうやね。

 

 

飲食代はツケ

山田 借金取りも来てたもんな。

 

川藤 フフッ(笑) ワシ借金取りは見たことないんやけど、話は聞いたことあります。

 

山田 西宮球場の出口の所に25日にキッチリ取りに来るのよ。

 

川藤 そうなんですか(笑)

 

山田 うん。請求書を持って来て、みんな飯を食う時はツケやん。

 

川藤 はいはい。

 

山田 そのツケをキッチリと記録取って。

 

川藤 そういうのは全然関係なかったでしょ?

 

山田 いやいや、払ってた。現金持って歩くのが面倒臭かったんや。だから、ずっとツケだったんだよ。

 

川藤 うん。

 

山田 しかし、どうやって生活してたのかなあ。

 

川藤 あの頃はよく質屋に行ってたでしょ。

 

山田 俺、質屋には行ってないわ。

 

 

朝帰り偽装工作

山田 みんなスニーカーで移動してる。

 

川藤 はいはいはい。ほんでトレパンでしょ。

 

山田 そう。あれが一番・・・おかしいけども(笑) あれが一番旅館から出掛けやすいのよ。

 

川藤 そうですよ。

 

山田 帰って来た時に「今ちょっと体操してきた」って(笑) それで門限破っても「ちょっと今まで外で空気吸ってきました」とかね(笑)

 

川藤 ワシらはバット持ってそのまま飲み屋に行ってましたやん(笑)

 

山田 いたいた。阪急にも豪傑がいてね。バットを持って出るんじゃなくて、お店にバットを置いてんだよ。

 

川藤 ハハハ(笑)

 

山田 帰る時にそのバットを持って帰るんだよ。よく考えたもんでねぇ。

 

川藤 ワシらそういう頭のめぐりは今よりも昔の選手の方ができてましたよ。

 

その他の対談内容はこちら

 

以上です。

色々と無茶苦茶で面白すぎますね。

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