2019年1月にBSスカパーで放送された『プロ野球ワイド』で立浪和義と元木大介がピッチャーのクセについてお笑い芸人のレッド吉田と共に語っています。

 



この前段で1994年の10.8決戦の話があり、その流れからの話になっています

 

吉田 ちなみに当時の巨人中畑コーチが中日の今中投手のクセを見抜いたという話が。

 

元木 あんまり僕は信用してなかったですね(笑)

 

吉田 これは中畑さんを信用してなかったということですね。

 

元木 このメンバー(1994年10月8日のスタメン いわゆる10.8決戦のスタメン)でクセを見るのは、僕と村田真一さんぐらいなんですよ。

 

吉田 はい。

 

元木 他の人は見ないです。読みと逆に投げられたら怖いから。俺と村田さんは「7割合ってたらいくよな」つって。「逆に来て当たっても痛ッ!って思うしかないよな」って。

 

吉田 それスゴいですね。

 

元木 ちなみにいつも試合中、村田さんとかが来て「おい 分からんか?分からんか?」って言って。いや、俺も試合に出てるしとか思いながら。

 

吉田 ハハハ(笑) 村田さんも必死やから。

 

元木 だから、ビデオとか試合前に見るんですけど、二人でいつも「何かないかな」って探してました。

 

吉田 なるほど。どういうところで見抜くんですか?今中投手だったら、どういうところだったんですか?

 

元木 今中さんはセットポジションの時の手首がどうのこうのがありましたね。今中さんはセットが高い位置だったんで。

 

吉田 はいはい。

 

元木 手首が見える時と隠れている時があったのと、振りかぶる時は足を上げる時の速さだったんちゃうかなと今思い出す限りなんですけど。足をポンっと上げた時はカーブ。ゆっくり上げた時は真っ直ぐ。そんなに足の上げ方のスピードは変わらないですよ。

 

吉田 はい。

 

元木 そういうのがあったと思います。だから、ピッチャーの心理で考えると、モーション速くしたらタイミングを早く取る。ゆっくりしてポンっと投げたら詰まらせようという心理があると思うんですね。それを考えた時にそうかなと思って。

 

吉田 それで攻略の糸口になったかなと。

 

立浪 やっぱり分かれば全然違いますよ。

 

 

吉田 立浪さんはクセを見抜いたりはするんですか?

 

立浪 僕は基本的に見ないですね。見るのが上手い人はセットポジションで手の角度がちょっと傾くだけで真っ直ぐとか分かるんですよ。そのちょっとの違いを話してくれるんですけど、僕は聞いても分からないですよね。

 

吉田 確かに。

 

立浪 それでそこばかり気になると自分のタイミングが遅れるでしょ。だから、僕は基本絶対に見ないようにしてました。

 

吉田 そのクセを見抜かずに通算2400本もヒットを打っている。スゴくないですか。

 

元木 スゴいですよ(笑)

 

立浪 昔、横浜にいた大門(和彦)さん。

 

吉田 はい。

 

立浪 あの人がフォークを投げる時に、足を上げる時にグローブを持ってる方の手の指が一本ピーンと立ったらフォークなんですよね。

 

吉田 ハハハ(爆笑) 分かるんですか?(笑)

 

立浪 そんなんやったら誰でも分かるんです。

 

吉田 はい(笑)

 

立浪 それでみんなに打たれたり見送られたりするから、次のカードになった時に、1ヶ月後ぐらいになったら、グラブの指にサックみたいなのをして試合に出てました(笑)

 

吉田 ハハハ(笑) 早かったな(笑)

 

元木 当時はピッチャーが打たれ出したら何かクセがあるんちゃうか、サインが盗まれてんちゃうかとかが多かったんで。

 

吉田 なるほど。

 

元木 そうなった時はコーチャーの動きとか見られたりとか。

 

吉田 はいはい。

 

元木 「あれ?何でフォークにピクリともせえへんねんおかしいおかしい」ってなってくるんですよ。

 

吉田 そのクセを見抜く人というのは、選手以外でチームの中にいるんですか?

 

立浪 たまにスコアラーが見てる時もあります。あとは選手がミーティングでビデオを見ている時に探す選手がいて、各チームに得意な選手がいるんですよ。

 

元木 僕は探すのが大好きでしたね。そんなんばっかりでしたね。

 

 

吉田 なるほど。

 

元木 よくテレビでピッチングフォームを重ねてやるじゃないですか。

 

吉田 うんうん。

 

元木 俺はそれを球団で作ってくれへんかって。ランナーがいる時、ストレートの時、カーブの時とかを重ねて、どこが違うかっていうのを。

 

吉田 はい。

 

元木 人間なんで、握りを変えてたりすると、どっかしら動くはずなんですよ。だから、槙原さんなんかクセが3つぐらいありましたもん。

 

吉田 もうそれは分かってたんですか。

 

元木 僕ら守っていて笑うぐらい。あの人は自分でサイン出してましたよね。それでセットに入る時に普通にストレートの時はスムーズ動きでお腹の所にグラブを持ってくるんですよ。それでフォークの時は握る時間が欲しいからお腹の所に持っていく時にセカンドの方を向くんです。

 

吉田 ハハハ(爆笑) 分かりやすい(笑)

 

元木 俺ら守っていて「槙さん、丸分かりやで!」って言ったら、負けず嫌いで「それ利用する時あるんだよ」って言うんですよ。

 

 

以上です。

クセの話はネタ豊富です。

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