2018年4月にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でアナハイムエンジェルスでマッサージセラピストとして働く寺田庸一さんの特集がされていました。そのインタビューです。

 

寺田さんは大学時代にアメリカに留学しトレーナーの資格を取得し今はエンゼルスの選手たちのコンディションを支えている。

 

―仕事の内容について

寺田 練習前の選手のコンディショニングの調整だったりとか、あとは怪我人のリハビリを含めて体を触りながら選手のコンディショニングを整えていくのが1つの仕事になります。

 

―選手によって体に違いがある

寺田 本当に選手によって色々と性格と同じように体の具合も違うんで見ていて面白いですね。極端に言うと硬すぎるのがトラウトとか、一概に硬いから駄目とか柔らかいから良いというわけではないんですけど足の速い選手はけっこう硬い選手が多いのかなと野球選手の中ではありますね。

 

―メジャーで働きだしたきっかけ

寺田 オフシーズンに高橋尚成さんのトレーニングとかコンディショニングをちょっと担当していまして。

 

寺田さんは巨人時代の高橋尚成のコンディショニングを見ていた。そして2009年に高橋尚成がメジャー挑戦の時に一緒に行かないかと誘われたことがきっかけで共に海を渡ることとなる。

 

 

―メジャー1年目で苦労したこと

寺田 日本でのプロ野球の経験もないですし、ましてメジャーリーグをそんなに見たこともないぐらいの感覚だったので最初の1年は全てが新鮮でしたね。特に尚成さんと一緒にいたので、『あいつ誰だっけ、あいつ誰だっけ』という感じになるので僕も知ってないといけない感じだったので、その名前と顔を一致させる作業がすごく大変でしたね。

 

その後、高橋尚成のニューヨークメッツからの移籍に伴ってエンゼルスに加わり今ではエンゼルスの選手から絶大な信頼得ている。

 

 

―将来メジャーで働きたい若者へ

寺田 何で僕もここでやっているのかとたまに思うこともあるんですけど、まず自分で可能性を色々と広げて挑戦していけばどっかにきっかけはあるのかなと思います。やりたいこと、やれることの幅を狭めないで何でも挑戦していくことが一番色々と幅も広がるのかなと思いますけど。

 

―仕事で心掛けていること

寺田 とりあえず選手が元気でプレーしてくれることが一番僕らにとってはありがたいことですし、あとはそれに対して選手が少しでもありがとうと思っていてくれればそれでいいのかなと思います。

 

 

以上です。

高橋尚成がきっかけになってアメリカに渡る。なかなか難しい人生のルートかもしれません

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