2019328日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でセントルイスカージナルスのマイルズ・マイコラスがインタビューを受けています。巨人時代の同僚である菅野智之と小林誠司についても語っています。

 

マイコラスは2017年まで巨人でプレー。今のピッチングが日本で培われたと語ります。

 

マイコラス 日本で学んだことをメジャーで生かすことができた。日本のピッチャーはとてもコントロールがよく、とても勉強になったんだ。

 

日本に来る前のマイコラスは9イニング当たりのフォアボールは4つ以上。メジャー3年間で4勝しかあげられなかった。何がマイコラスを変えたのか。

 

マイコラス 巨人のピッチャーを参考にした。そのひとりが菅野だ。

 

日本球界屈指の制球力を誇る菅野智之。2013年から2018年の6年間で9イニング当たりのフォアボールの数は僅か1.72。マイコラスは菅野のフォームを参考にしたのである。

 

マイコラス 彼のフォームはバランスがいい。頭の位置が安定している。それがコントロールの良さに繋がっていたんだ。僕も頭を意識し、シンプルなフォームにしたんだ。そうしたらコントロールが良くなったよ。

 

メジャーに戻ったマイコラスは2018年シーズン、MLBで最もフォアボールを出さない投手に変わっていた。

 

マイコラスの9イニング当たりの与四球

来日前 4.13

巨人  1.59

2018年   1.30

  

異国の地で飛躍のきっかけを掴んだマイコラス。そんな彼から学んだという選手がいる。その選手とは巨人でバッテリーを組んだ小林誠司だ。

 

小林 1試合に対しての闘争心とか、チームの勝ちに対する姿勢はスゴいというのはありました。

  

小林には忘れられない試合がある。2016年8月28日のDeNA対巨人の試合。当時、小林は入団3年目で正捕手として定着し始めていた。ノーアウト1塁でフォアボールを出すとマイコラスが激怒。キャッチングがダメだと激しく注文をつけられた。

 

小林 審判が判定するまでボールかもしれないけど、しっかりと止めてキャッチングすることで、ストライクと言ってもらえるかもしれないということを言ってくれて。確かに僕もちょっと軽率なプレーをしてしまったのでスゴく勉強になりました。ミックに言われて他のピッチャーでもしっかりと止めるように今でも意識していますし、そういった細かいところまで意識することができているのは、今あるのはミックのおかげだと思うんでスゴい感謝してます。

 

 

この小林の言葉を聞いたマイコラス

マイコラス ハハハ() 小林ほどの努力家にそう言ってもらえるなんて嬉しいね。実はあの日、雨で自分の投球にイライしていたんだ。当時は僕もまだまだ未熟だった。だから今は彼に謝りたい。ピッチャーがキャッチャーを怒鳴るなんてあり得ないことだからね。

  

マイコラスが来日したのは26歳のとき。この時期に日本で腕を磨けたことに感謝していると言う。

 

マイコラス メジャーで伸び悩む選手たちにヒントを与えたと思うよ。日本のプロ野球はレベルが高いし、発見が色々ある。自分がどういう選手を目指すのか見つめ直せる場所でもあったんだ。

 

マイコラスから小林へメッセージ

マイコラス コバヤシ!あの時は我を忘れて怒鳴って本当にゴメン。君と菅野はメジャーで十分活躍できる。アメリカで再会できるかもしれないね。 

 

 

以上です。

菅野は間違いなくメジャーいけます。小林もいけるようです。
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