2019年4月23日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦で5回パーフェクトピッチングをした北海道日本ハムファイターズの杉浦稔大の降板について元横浜の野村弘樹、元巨人の井端弘和、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
この日の杉浦の投球内容
5回65球 被安打0 奪三振9 四球0 失点0
6回に代わったバーベイトが同点HRを浴びる
野村弘樹、笘篠、井端の解説
野村 杉浦が5回パーフェクトでマウンドを降りました。これパッと感じることは苫篠さんはどうですか?
苫篠 いやぁ、色々と栗山監督の考えがあると思うんですけど、今日の杉浦のボールは非常に良かったですし代える必要があるのかなと正直思いました。
野村 普通はそう思いますよね。
苫篠 はい。
野村 井端さんはどう思われますか?
井端 ボール自体はエースのボールだったんで150キロの速球もバッターはもっと速く感じてたと思うんで、楽天的には代わってくれてありがとうっていう感じだったんじゃないかなと思うんですけど。
野村 そうですよね。結局5回までで6回から代わって投げたピッチャーが打たれて同点になったというところですから。
アナ うーん。
野村 ただ、この日本ハムというチームは今年ショートスターター、守備シフトも含めてやはりデータであったり、傾向というものをスゴく考えて選手の使い方をやってるじゃないですか。
苫篠 はい。
野村 それを考えると、杉浦はヤクルト時代からもともと故障があったんで最初から投げるイニングを決めていたんだろうなと思うんですね。良いからそのままいく、悪いから降ろすじゃなくて、良くても悪くても5回というのは決めてたんじゃないかなと僕は思うんですよ。普通で考えればもっと投げると思うんですけど、そうじゃない。苫篠さんはその辺はどう思われますか?
苫篠 まあ長い143試合を考えたら、この杉浦がローテーションを守ってくれる方がやっぱりチームにとってはありがたいわけですから。
野村 うん。
苫篠 ただ、故障していましたから、この1試合だけで戦線離脱というのは監督としては一番避けていきたいところなんでね。まあ野村さんが言われたような考えは無きにしも非ずだと思いますね。
野村 井端さんはどう考えますか?
井端 ファームでも3イニングが最高だったと思うんで、その辺で今は段階を踏んでる感じじゃないかなと思うんで。今後はまた球数が増えていって完投もあり得るんじゃないかと思うんですけどね。
野村 うん。ですから、苫篠さんが言われたように単純にこの試合だけを考えたらもっと行けるということなんでしょうけども、ここで止めておいた。井端さんが言ったようにファームでは3イニングしか投げてないんで。
アナ うーん。
野村 だから、今日の試合じゃなくて、今後ですよね。
苫篠 今後です。
野村 チームのために、杉浦のために一番いい方向性が5回で降ろすということだったんじゃないかなと思うので。これからも注目して見ていきたいという感じがしますね。
以上です。