201954日に日本テレビで放送された『Going Sports & News』で読売ジャイアンツの『菅野智之はなぜ三振を取れるか』を赤星憲広が番組MCの上田晋也と共に解説しています。

 

アナ 今回は令和初の完投勝利となりました菅野投手についてです。

 

赤星 はい。菅野投手は今シーズン、史上2番目の1000奪三振を達成しました。

 

1000奪三振到達イニング
1位上原浩治1111回
2位菅野智之1126回

 

赤星 この1番から4番で三振を多く奪える秘密があります。それは何番でしょうか?

 

 

上田 それはまあ3番ですよね。グーっと胸を張ってボールが見えない。

 

赤星 違います。正解は2番ですね。

 

上田 ほぉー。

 

赤星 胸のマークに注目です。

 

 

赤星 ジャイアンツの『G』マークがちょっと見えないじゃないですか。

 

上田 うんうん。

 

赤星 実はこの2番で左足が着いたときに上半身で少しひねりを加えているんですね。

 

 

上田 なるほど。

 

赤星 それで下半身はそんなにひねってないんですよ。

 

上田 はいはい。

 

赤星 上半身だけひねってるんですね。このひねり動作があることによって34番で微妙な反動、このちょっとしたひねりがスピードとかを生んでると思うんですね。

 

上田 なるほど。

 

赤星 それで3番になると『G』マークも見えてますので、やはり2番でひねってるということなんですけど、正直菅野投手のピッチングフォームってそんなに力一杯投げているようには見えないじゃないですか。

 

上田 そうですね。

 

赤星 それなのに強い球がいくのはこの2番でちょっとしたひねりが入ってるから。普通は入ってない人が多いんですけどね。

 

上田 はい。

 

赤星 だから、これが菅野投手のスピードを生んでる一つの秘訣かなと思いますね。

 

上田 またこの2番でコントロールを定めてる効果もあるわけでしょ。

 

赤星 ありますね。上半身をひねってるんですけど、左腕がホームの方にちゃんと向いてますから。

 

上田 うんうん。

 

赤星 この微妙なひねりなんですけど、これが力を生んでるんじゃないかなと思いましたね。

 

上田 なるほど。こういうところに匠の技が隠されているんですね。

 

 

以上です。

確かにひねってる感じがあります。それでまた肩が入り過ぎるとダメだったりしますから匠の技です。
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