2019年5月14日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.北海道日本ハムファイターズ戦で1塁側ベンチ前のファウルフライをしっかりと追わなかった東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋基弘のプレーについて広島で監督をしていた達川光男、横浜で監督をしていた大矢明彦、元横浜の野村弘樹がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
シーン
7回表 楽天2点ビハインド 無死走者なし
石井が3塁側ベンチ前のファウルフライを打ち上げる。サードの茂木は自分が捕るかもしれないと思ってファウルを追う。キャッチャーの嶋は茂木が捕るものだと決め付けてあまりフライを追わなかった。フライは風に流されて3塁側ベンチ前、本来ならキャッチャーが捕るようなフライだった。このプレーの後、楽天の中継ぎはボコボコに打たれて試合が決まる。
大矢、達川、野村弘樹の解説
アナ 日ハムに敗れた楽天なんですけど、7回以降に大量に失点したんですが、大矢さんには気になったシーンがあったと。
大矢 そうですね。7回表にバッター石井が3塁ベンチ前にファウルフライを打ち上げたんですけどね。こういう一つのプレーですよね。僕はキャッチャーが追っていかないといけないと思うんですよ。
アナ 嶋選手ですね。
大矢 サードが追いかけているけど、風に流されてほぼキャッチャーフライなんですよ。これで1アウトでスタートできなかったところに流れが日本ハムに行っちゃったと思う。
野村 キッカケになってますよね。
大矢 そうそう。
野村 達川さんはどう思われますか?
達川 その後の8回表の打席で石井はホームランを打ってますからね。ちょっとしたことで人生が変わりますよね(笑)
野村 うんうん(笑)
達川 あれがキャッチャーフライで捕られてたら、ひょっとしたら8回の打席では代打もあったかもしれないですよね。
大矢 なるほどな。
野村 僕はキャッチャーではなので専門ではないんですけど、嶋がサードの茂木に任せたのかなという風に見えたんですけど。
大矢 そうそう。
野村 それでもキャッチャーは追わないといけないんですね。
大矢 野村さん、あれは任せちゃいけないフライだもん。風もあるからね。
野村 そういうことですか。
大矢 そうそう。もうちょっとフライの方に寄っていかないとダメだよね。
達川 二人とも捕りにいって、捕れないようなら任せたという形でいかないとね。
野村 最初から嶋が決め付け過ぎたということですね。
大矢 そうですね。
アナ これでプレーで流れが変わってしまった試合でしたね。
野村 怖いですね。
以上です。