2018年9月23日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」で『あの助っ人はいま』というコーナーで元ロッテ、ヤクルトで活躍したヘンスリー・ミューレンさんにインタビューを受けています。

 



ヘンスリー・ミューレン

1994年 千葉ロッテマリーンズに入団 NPBで初めてプレーしたオランダ人

1995年 ヤクルトスワローズに移籍 29本塁打を放ち日本一に貢献する

 

 

ミューレン 日本で一番の思い出は1995年の日本シリーズ第3戦。この試合で9回に同点ホームランを打ったんだ。嬉しくて嬉しくて、ベースを回っているときに何度もガッツポーズをしたのを覚えているよ。実はあのガッツポーズはデストラーデが切っ掛けなんだ。日本に来る前にアメリカで一緒にプレーしていて、来日が決まったとき「決めポーズを作った方がいい」と言われたんだ。彼も弓を引くようなガッツポーズをしていてから、それを真似たんだよ。

 

 

現役引退後はメジャーでの監督を目指し、2010年からサンフランシスコ・ジャイアンツの打撃コーチに就任。名将ボーチ監督と共にチームを3度のワールドチャンピオンに導く。

来日前はヤンキースでプレーしていたミューレンさんには日本に来て衝撃を受けた選手がいた。

 

ミューレン それはイチローだよ。本当に偉大な選手だ。私が来日した1994年に彼は打率が4割に迫る勢いで打ちまくっていたんだ。ロッテにいた私は9月のオリックス戦を鮮明に覚えているよ。イチローがシーズン200本安打を放ったんだ。それを間近で見たときは歴史の証人になれたと感動したよ。新たなレジェンド誕生に居合わせたことは一生忘れなれない経験だよ。

 

この番組のコメンテーターの小宮山についても覚えている。

 

ミューレン 小宮山は屈指の先発投手でした。彼の野球に対する考え方や、真摯な姿勢は尊敬に値します。ロッテで一緒にプレーしたのは1年でしたが、とてもクレバーで私も多くのことを学ばせてもらいました。

 

 

日本での貴重な経験が今、コーチとして役に立っている。

 

ミューレン 例えばこんなことがありました。チームの主力だったブランドンベルトはデーゲームが苦手でなかなか打てませんでした。そこで私はこんなアドバイスをしたんです。「日本では朝7時に起きて散歩するんだ そうやって血の巡りを良くするんだよ」ってね。その後にベルトは朝の散歩をするようになり、デーゲームでも結果を出せるようになったんだよ。

 

 

ミューレンさんは8年間の打撃コーチを経て、今年2018年からベンチコーチに就任。試合前の様子。

 

ミューレン (分析結果が書かれている紙を見せて)これはポジショニングカード。左投手、右投手のときに外野手がどの辺りを守るのかを書いてあるんだよ。

 

このカードを試合前に選手に配りポジショニングの確認を行う。更に試合の先発メンバーや戦略を考えるのも大切な仕事となる。ボーチ監督の右腕として重要な役割を担っている。

 

ミューレン ボーチ監督にはチームをどう扱うか、選手の状態をいかにフレッシュに保つかを学びました。彼はメモを一切取りませんが、全ての情報が頭の中にあります。スゴいのはそれを試合中に生かし、あらゆる状況に対応することができるんです。

 

 

ボーチイズムを学びチームを鼓舞するミューレンさん。夢はもう手の届くところまで来ている。

 

ミューレン 私は2017年のオフにヤンキースとタイガースの監督候補として面接を受けました。残念ながら選ばれなかったけど、もっと経験を積んでいつか自信を持って監督を引き受けられるようにしたいですね。

 

 

日本での経験を糧に夢であるメジャーの監督へ。ミューレンさんは11月に日米野球で思い出の地、日本に帰ってくる。

 

ミューレン 日本のファンからは未だに手紙が届きます。本当に感謝しています。手紙を送ってくれた方はサインが欲しいでしょう。ですから、11月に球場にサインをもらいにきてください。あと「シャシン オネガイシマス」とね。マタアトデネ。

 

 

以上です。

優しそうな顔でめちゃくちゃいい人そうでした。

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