2019年5月31日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.アナハイムエンゼルス戦に今季13試合目となる先発登板し、6失点でKOされたシアトルマリナーズの菊池雄星のピッチングを黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
この日の菊池の投球内容
3回1/3 73球 被安打10 奪三振0 与える四球2 失点6
今季3勝3敗 防御率4.43(5/31の試合終了時点)
菊池の試合後のコメント
菊池 疲れというのは正直感じてないですし、そこを言い訳にするつもりもないですしね。ただ、フォームを含めて噛み合わないなと。もう一回良くない時こそ、色んな引き出しを使いながら、次は試合を作っていきたいです。
黒木の解説
アナ 菊池投手は4回途中6失点。エンゼルス戦で大谷選手の出場もなく残念な結果でした。
黒木 対戦を楽しみにしていたんですけど、これはチーム事情がありますから仕方ないですね。次回に期待しましょう。
アナ そうですね。そして今日の菊池投手はストライクを取るのに苦労していましたよね。
黒木 セットでバラつきがありましたね。ちょっと疲れが出ているのかなと思いました。フォームにも躍動感がないんですよね。
アナ はい。
黒木 調子の良かった5月3日のインディアンス戦の映像を見ると非常に力強い投球をしていて、菊池雄星アッパレという投球でした。この時はフォームに力強さがあり、踏み出した右足にしっかりと体重が乗って、ボールもしっかりと捕まえて素晴らしい投球でした。
アナ そして今日の投球ですけど。
黒木 今日は見ていて「あれ?」っていうぐら力強さがなくなっていましたよね。
アナ うーん。
黒木 実際に踏み出した足も少し高いように見えたんですよね。立ち投げの様な感じだったので球の強さも出てこず、簡単に弾き返されてしまうという状況になっていましたね。
アナ なるほど。
黒木 実際にデータで見ると、好投した5月3日のインディアンス戦のリリースポイントの高さの位置が平均170センチで、今日は平均177センチでしたから、今日は約7センチほど高いところからリリースされていたんですね。
アナ はい。
黒木 ということは、投げたい方向に向かってしっかりと体重が乗れてないから高い位置でボールがリリースされている。ですから、ボールに力強さがなかったというが今日はありましたね。
アナ なるほど。今日はこの様なピッチングでしたが次回以降はどのようにしたらいいでしょうか?
黒木 まあチーム事情もあるので1回、2回とローテーションを飛ばすのは難しいと思いますけど、もう一度ショートスターターをやるのもいいのかなと思いますね。
アナ 先ほど紹介していた好投した5月3日のインディアンス戦はショートスターターの後だったんですよね。
黒木 そうですね。もしかしたら今は疲れがあるかもしれないので、投げながら、疲れを取りながら、調子を取り戻すのがいいかもしれない。
以上です。