2019年6月16日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.ロサンゼルスドジャース戦で先発し勝ち負けはつかなかったものの7回1失点の投球内容で見せたシカゴカブスのダルビッシュ有について小早川毅彦がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
試合後のダルビッシュのコメント
ダル 今日は正直良くなくて、試合中もフォームがバラバラになるときがあったし、向こうはいい打者だから、スカウティングリポートで勉強したとおりに投げようと集中しました。ホームランを打たれたときも「しゃあない まだ1点だから次を集中したい」と思って。最後の7回でもベリンジャーとかいいバッターが続いていましたけど、ちゃんと集中して、スリーボールになっても次は絶対にいい球がいくと言い聞かせて投げて良かった。
小早川の解説
今季2勝3敗 防御率4.65(6/16の試合終了時点)
この日は勝ち負けつかず
アナ ダルビッシュ投手、本当にいいピッチングでしたけど、インタビューでは納得いってなさそうでしたね。
小早川 そうですね。ダルビッシュはああ言ってましたけど、初回の投球から安心して見ていられましたよね。
アナ はい。
小早川 そして安定感もありましたし、私は今シーズン最高の出来だったのかなと思いますね。
アナ はい。そのダルビッシュ投手のピッチングを詳しく見ていきましょう。
小早川 はい。全ての球種がコントロールされていました。中でもカットボールとフォーシームが完璧でしたね。まずカットボールなんですけど、今日の軸となった球種です。
アナ はい。
小早川 僅かにスライドする絶妙な変化なんですよね。それで低めに投げられていて左右どちらのバッターにも有効に使えていましたね。
アナ はい。そしてフォーシームですね。
小早川 こちらにも力強さがありました。なかなか押し返すことが大変な真っ直ぐ。今日は尻上がりに良くなっていましたね。
アナ 以前のように吠えている様子を見ると、これぞダルビッシュ投手という感じですよね。
小早川 はい。
アナ 打者24人に対して初球ストライクが15回もあったんですよね。そのうちカットボールが8球、フォーシームが4球、その他が3球となっていました。
小早川 2つの球種を使ってストライク先行できたのが非常に良かったと思いますね。思い切りバッターを攻めることができました。そしてダルビッシュがドジャーススタジアムで登板するのが2年ぶり。
アナ そうですよね。
小早川 2017年ワールドシリーズの第7戦以来。チームも悔しい思いをしましたし、ダルビッシュも悔しい思いをしましたよね。あれ以来の登板だったので、今日のゲーム前になにか色々なことを言われていたんですけど、そしてブーイングも起こっていました。
アナ そうでしたね(笑)
小早川 そんな中で今日のような投球ができたのはダルビッシュ投手の強さなのかなと思いますし、あとはカブスファンがたくさん球場に来ていましたしね。
アナ そうですね。本当に次のピッチングに期待が持てますね。
小早川 そうですね。
以上です。