2019年7月4日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース』でこの日vs.横浜DeNAベイスターズ戦で2回表の阪神タイガースのスクイズにまつわる作戦について楽天で監督をしていたデーブ大久保、元巨人の松本匡司、中日で監督をしていた谷繁元信がタレントの稲村亜美と共に語っています。
シーン
2回裏 阪神1点ビハインド
1アウトランナー1-3塁(1塁ランナー木浪、3塁ランナー高山)でバッターメッセンジャーの場面でメッセンジャーが悠然とボールを見逃したら高山と木浪がスタートを切っていた。当然、高山は三本間に挟まれタッチアウト。その後にメッセンジャーは凡退しチャンスが潰える。
デーブ、松本、谷繁が語る
稲村 DeNAが阪神に勝利しました。
大久保 そうですね。松本さん、これ阪神の攻撃で気になる場面があります。
松本 はい。
大久保 1アウト1-3塁でバッターがメッセンジャーなんですけど、普通に見送るんですけどランナーが走っているんですよ。これスクイズなんですよね。
松本 サインはスクイズだけど、メッセンジャーは何もしなかった。
大久保 全く気にも止めない感じで(笑)
松本 ちょっとこれはね、サインミスは痛いけどサードランナーはどうしようもないですよ。
大久保 そうですよね。谷繁さん、これについてどうですかね?メッセンジャーは日本が長いんですけど、いきなりサインでスクイズ出すのは監督をやっていて怖くないですか?
谷繁 怖いですよね。まあカウントにもよりますけど、でも今のはサインが出ていたとしても、サードランナーがもうちょっと機転を利かせて、メッセンジャーがバントをしていないんであれば止まるべきだと思いますよ。
大久保 なるほど。
谷繁 バッターがピッチャーなのでそれぐらい疑いながら走塁をするべきだと思います。
大久保 この場面でメッセンジャーは全くバントの構えもせずに普通に見送りましたしね(笑)
谷繁 はい。
大久保 これやるとしたら外国人選手には口頭で「初球からあるよ」と言っとかないと、なかなか成功しないでしょうね。
谷繁 そうですね。
大久保 肝っ玉が据わっているあの渡辺久信さんが「スクイズの時だけは心臓が飛び出るぐらいドキドキした」って言っているんですよね。谷繁さんさはそういうことありました?
谷繁 エンドランはそうでもないんですけど、やっぱりスクイズはタイミングがスゴく難しいですね。考えているような配球で来てくれればある程度はいくんですけど、そういうわけにはいかないじゃないですか。
大久保 確かにそうですね。松本さんは監督やっていて何のサインの時にドキドキしました?
松本 サイン・・・やっぱりスクイズを出すのが難しいよね。バッターによって考えないといけないというのがあるからね。
大久保 そうですよね。監督はけっこう平気で出してるように見えるけどスクイズのサインは本当に勇気がいるサインなんですよね。
以上です。