201985日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で千葉ロッテマリーンズの荻野貴司がインタビューを受けています。聞き手は笘篠賢治。

 



2019年は順調に過ごしている

笘篠 やっと今年、ロッテの1番は荻野だと。ここまで怪我なくやってこれましたね。

 

荻野 そうですね。体の面に関してはスゴく順調ですね。どこかが大きく痛いというのがないんで。疲れは多少ありますけど、故障がないんで、1年間やり抜きたいというのが気持ちですね。

 

笘篠 監督やコーチが荻野選手に求めているものは何だと思いますか?

 

荻野 うーん。やっぱりチャンスメイク。塁に出て、ちょっとでもピッチャーにプレッシャーをかけるというのが僕の仕事だと思っているんで、そこなんじゃないかなと思います。

 

笘篠 井口監督になって走る野球になりましたけど、どうですか?

 

荻野 そうですね。去年から走塁に強い意識を持ってチーム全体がやっているんで、そういう意味では自分が先頭に立ってやっていきたいなと思っていますけど。

 

笘篠 荻野選手にとってライバルはいますか?

 

荻野 ライバル・・・。そんなライバルという感じでは見てないですけど。まあ本当に・・・自分の体ですかね(苦笑)

 

笘篠 体ですか。

 

荻野 体が元気であることが大事だと思うんで。

 

荻野はルーキーイヤーに46試合で25盗塁と衝撃的なデビューを飾り、ファンを興奮の渦に巻き込んだが、開幕から2ヶ月で右ひざ半月板を損傷し、そこから度重なる怪我に見舞われ1年を通して戦えたことは、ここまでの9年間で一度もなかった。

 

 

故障との戦い

荻野 怪我が多くて悔しいという思いが大きいですね。

 

笘篠 ちょっと怪我リストがあるんですけどね。

 

荻野 怪我リストですか()

 

笘篠 そう。 

 

荻野の故障歴
2010年 右ひざ半月板損傷
2011年 右ひざ違和感で2度手術
2013年 腰痛
2014年 左肩関節窩骨折
2015年 左大腿二頭筋肉離れ
2016年 左脇腹肉離れ
2017年 右大腿二頭筋肉離れ
2018年 右手人差し指骨折

 

笘篠 これだけ怪我をされている中でバランスが崩れていったり、不可抗力な怪我もあるんですけど、どの怪我が一番良くなかったですか?

 

荻野 やっぱり最初にやった右ひざの怪我(20105)というのは・・・やっぱりそこから肉離れもしたし、色々とバランスとかも変わってきてそうなってしまったのかなと思いますけど。

 

笘篠 自分でそこの怪我を治してまた復活してきましたよね。

 

荻野 はい。

 

笘篠 だけど、自分では大丈夫だと思ってプレーしているけど、なにか体とか脳がストップをかけてしまっているというところはなかった?

 

荻野 それはかなりありました。やっぱり走るのに怖さが残っちゃったりして、復帰してからなかなか全力で走れなかったのがありました。

 

笘篠 あぁ。

 

荻野 球際とか捕るのにも、なんかちょっと怖がっていたのはありましたね。

 

笘篠 もうダメなんじゃないか、と思った時もあった?

 

荻野 いや、それは思わなかったですね。

 

笘篠 常に前を向いて。

 

荻野 そうですね。怪我をしても復帰した時に、また生まれ変わった自分が出てくるんじゃないかなと思ってリハビリをやっていたんで。まあ不安になることはありましたけど、リハビリ中も色んな人が助けてくれたんで、復帰してまた活躍しないといけないという思いは常にありましたね。

 

笘篠 昨年も前半戦は頑張っていて、オールスターという夢の舞台の前に怪我(201879)をしてしまったのはどうだった?

 

荻野 やっぱり悔しかったです。オールスターに出れないという悔しさよりもシーズンを戦い抜けなかったことの方が悔しいですね。

 

笘篠 うーん。

 

荻野 もちろん全力でやるときはやるんですけど、なんて言うんですか・・・抜くじゃないですけど、89割でやるのも必要なのかなというのがありましたね。

 

 

走塁へのこだわり

笘篠 走塁技術の中で、企業秘密もありますけど、こだわりはどうですか?

 

荻野 やっぱりスタート。スタートが決まれば大体成功すると思うんで。

 

笘篠 プロに入って教えられたことってあるのかな?

 

荻野 1年目の時に色々とビデオとかを見て、勉強させてもらったんで、それが今に生きてるのかなと思います。

 

笘篠 足という部分ではプロの世界の中で憧れの選手はいた?

 

荻野 当時、西武の片岡治大選手の走塁を見て、スゴい上手いなというのを感じましたね。無駄がないというか、スゴいスムーズで力感もないですし。それなのにセーフになる。なんて言うんですかね、本当に上手いなあっていう。

 

笘篠 盗塁をするときに左足をキーにして進んで行くか、右足を意識するとか、スピードを乗るための体重のかけ方というのはある?

 

荻野 いや、どっちも意識してないですね。

 

笘篠 もう自然体で自分のスタートしやすい形?

 

荻野 そうですね。

 

笘篠 帰塁とかもあるじゃないですか。左右の体重のかけ方の割合とかは?

 

荻野 割合は半々ぐらいですかね。

 

笘篠 投手の見方は?肩を見たり、何か注目して見ているポイントとか。

 

荻野 全体を見ますね。

 

笘篠 足の衰えを感じたことはありますか?

 

荻野 まあ若干感じる部分はありますけど、そこまで大きく自分の中では落ちてないんじゃないかなと思っていますけどね。でも周りからは「落ちたな」とは言われます。

 

笘篠 あっ、言われる?

 

荻野 はい()

 

笘篠 なにか自分の中で変えてきたこと、変えようとしたことはあるんですか?

 

荻野 特に体のケアに関しては、ここ数年しっかりやってきたつもりなんで、そういう面ではそれを継続してやってる感じですね。

 

笘篠 うんうん。

 

荻野 (練習?)量は減りましたけど、準備には時間をかけるようにはなりましたね。

 

笘篠 ほぉ。

 

荻野 ストレッチだったり、(ミニ)ハードルのトレーニングだったり。そういうところですかね。

 

笘篠 うん。

 

荻野 足でずっとやって来たと思っているんで、やっぱりチャンスがあれば「次の塁を」という気持ちが今でもあります。

 

笘篠 具体的に目指している盗塁数はありますか?

 

荻野 最低30はいきたいかなと思いますけどね。

 

 

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