2019年9月21日vs広島カープ戦@甲子園の阪神・矢野監督の試合後のコメントです。
もくじ
試合展開
阪神の先発は西勇輝、広島の先発はジョンソン。西は初回から菊池に先制のソロホームランを浴びて1点先制される。2回表には木浪の拙い守備からヒットを許し、その後ランナーを進められ石原にセーフティスクイズを決められて1点追加される。5回までピッチャー西が打ったヒットのみだった阪神でしたが6回裏に梅野の四球からジョンソンが崩れ出し2つのバッテリーミスから2得点し同点とする。更に8回裏に梅野の2塁打でチャンスを作り北條がレフトに2ランを放ち勝ち越す。9回は藤川球児が締めて4-2で阪神の勝利。GAORA、ABCラジオ、MBSラジオの野球中継のレポートを参考に紹介します。
矢野監督の勝利監督インタビュー
―1つも負けられない状況で素晴らしい試合だった
矢野 序盤が苦しくなりましたけど、なんとか落ち着いて最後にいい形で勝てました。
―決勝点の北條は素晴らしいバッティング
矢野 ある意味、西がバントを失敗して開き直ったというかね。ランナー3塁だとより堅くなったかもしれないですけど、それで思い切りいける状況になりましたね。いつもベンチで一番声を出している選手がああいうところで打ってくれるのは嬉しいですね。
―今日も西がいいピッチングをしてくれた
矢野 西の投げる姿を見て野手がどう変わってくれるかなっていうところを期待して続投してもらってたんで、そういうところで西の気持ちがみんなに繋がってね。いつも西はいいピッチングをしてくれているんで、それがちゃんと勝ちに繋がったのが嬉しいです。
―西は9勝目で二桁勝利のチャンスもある
矢野 もちろんそうですね。投手にとっては大きな二桁勝利になると思いますので、そこに繋がって結果として二桁勝ってくれると思います。
―シーズン終盤だが多くのタイガースファンが声援を送ってくれた
矢野 そうですね。序盤は苦しい展開でしたけど、結果こういう形になってタイガースファンの皆さんにも喜んで帰ってもらえると思うんで。僕たちにとっても大きいですし、こういう試合を明日以降も続けられるように頑張ります。
―今後に向けて
矢野 やれることはそんなに大きなことは出来ないかもしれないですけど、こういう気持ちをしっかりと繋げていって残りの5試合を全力で戦っていきます。
その後の矢野監督のコメント
―改めて北條について
矢野 ずっと言い続けているが、北條は一番ベンチで声を出していて、一番野球に一生懸命取り組んでいる選手が結果を出してくれて嬉しい。
―木浪に北條を代打に送ったことについて
矢野 あれは今日の対ジョンソンだけじゃなくて、やっぱりゲーム展開が非常に苦しかったので賭けてみようと思った。これは野球の神様というわけじゃないけど、やっぱりこっちが使いたいと思わせる部分があるんだよね。今日なんかはいつも気持ちを出して投げている西、そしてベンチでいつも気持ちを出している北條、その気持ちが出るタイプと出ないタイプの選手がいるけども、こういう選手を使うことで今日のゲームの流れが変わるんじゃないかなと思っていた。
―広島に5年ぶりのシーズン勝ち越し
矢野 広島もシーズンを通して万全じゃないように見えるので、まだ手放しで喜べることはできないけど、嬉しいと感じてもいい要素かもしれないな。
試合後の福原投手コーチのコメント
―西の投球について
福原 西はホームランで点を取られスクイズで点を重ねられたけども、その後はしっかりと頑張って抑えてくれた。
―西の加入で今シーズンのチームに何か影響はあったか?
福原 若いピッチャーの青柳や高橋遥人なんかに積極的に声を掛けてくれて投手陣をまとめてくれた。それが一体感を生んだ。そんな西が二桁勝利のチャンスが出てきた。ここまで1年頑張ってきたんでなんとか二桁達成してほしい。
浜中打撃コーチのコメント
浜中 北條のホームランはインサイドのボールを狙い打ちだったと思うんだけど、本当によく打ってくれた。直前には西のバント失敗があったけども、みんなでああいうところでカバーし合うのがチームだと思うし、西のミスを取り返してくれるいいバッティングを見せてくれた。
2つの出塁が点に絡んだ梅野のコメント
梅野 今日は最初の打席で本当は初球から狙おうと思っていたんだけど、広島のジョンソン投手は球数を投げさせてランナーが出ると嫌がるピッチャーだと思う。今日は打席で球がよく見えていたので粘ってやろうと思った。それが四球に繋がった。2つの目の出塁のヒットは打者として積極的にいけた。チームに貢献できたと思うし、キャッチャーとしては西さんがリズム良くなってきた中で長いイニングを投げることができたというのはバッテリーとして喜ばしいこと。
以上です。