2019年11月25日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で2019年シーズンで引退し東京ヤクルトスワローズのコーチになった畠山和洋が2015年のリーグ優勝について元中日の谷沢健一、元横浜の高木豊、ヤクルトで監督をしていた真中満と共に語っています。
真中 2015年は打点王を獲得しリーグ優勝に非常に貢献しました。
畠山 はい。
高木 真中監督から見て畠山はどういう選手だったんですか?
真中 もちろん4番という軸なんですけど、打つだけじゃないんですよ。初回の1アウト3塁とか内野が深く下がってる時にはとにかく1点を取りにいこうと。
高木 うんうん。
真中 そういう状況を把握して、しっかり点を取れたという印象だったんですけど、本人はそういう意識を持ってやってたよね?
畠山 そうですね。
谷沢 バッティングの時にカウントで変えたりしてたの?
畠山 カウントというよりは、真中さんが先ほど言われた「取れる1点は絶対に取ろう」というのがまず信念としてあって。
谷沢 うんうん。
畠山 やっぱり2013年にあれだけ苦しんで打ちたくても気持ちだけでは打てないという経験をしたので、だったら出来ることをやろうというのを考えてましたね。
谷沢 だったら2ボール2ストライクとか追い込まれたときにどんな気持ちになる?
畠山 三振をしないようにしてたらかなり減ったので、それは状況によって三振したくないケースは三振しないようにしてみたりして。
谷沢 まあ1球ごとに対応も変わるしね。
畠山 そうですね。
高木 でもエサまきをするバッターだったよね?わざと引っ張りのファウルを打ってから右に狙っていくとか、逆にポイントを後ろにしてたらホームランボールを投げさせるとか。そういうことが出来たでしょ?
畠山 そうですね。駆け引きが好きでしたし、そういう研究をよくしたつもりです。
高木 うん。打席の中での駆け引きが見てて面白かったもんね。
谷沢 あとは配球もあるし、相手のクセを発見したりする事も得意だったんじゃないの?
畠山 そうですね。ずーっとピッチャー見てましたね。このピッチャーには何かないかなというのを気にして。やっぱりクセがあるということは球種を教えてもらえる訳なんで、そこは興味を持ってベンチにいる時はもうずっと見てました。
真中 それであの年はスコアラーに色々と聞いてたのはいつも畠山でしたね。いつも呼んでピッチャーの攻め方なんかを聞いてましたね。
谷沢 へぇ。頼りになるバッターだったね。
高木 見てて面白い。解説してても面白かったよね。
谷沢 そうだった。
以上です。