2020年10月30日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で2年連続38回目のリーグ制覇を成し遂げた読売ジャイアンツについて元横浜の野村弘樹、元ロッテの里崎智也、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
原監督の優勝インタビュー
原 ありがとうございます。今日は引き分けということで優勝を決めましたけれど、この1年のペナントレースを象徴しているようなゲームだったなと思います。ジャイアンツの選手ももちろんですけれど、12球団の選手、関係者、こういう状況の中でコンディションをしっかり作り、そしてチーム愛を持ちながら戦ってこれた。まだ試合は残っています。が、ここまで本当に良いコンディションを作りながらね、戦って来た野球選手というのは、非常に誇りある人たちだと、改めて敬意を表します。
6月19日に開幕を迎えることが出来ましたけれど、もちろん始まったからも、本当に選手たち、コーチ、スタッフ、もうちょっと言うなら私も、よく頑張りました!(笑)
野球界は非常に苦しいスタートを切りました。しかしこうやってお客様も応援にこれる状況になって、どんどんお客様も増えていくと思います。世の中も明るく、みんなでいい方向に行ってると。それを野球界も、我々が中心となって、前に突き進めたいと。そういうふうに思います。来る日本シリーズにおいて正々堂々と戦って、日本一になることを祈願しまして、あいさつに代えたいと思います。本当にありがとうございました。
(少し改行しています)
今季の巨人を語る
アナ 改めて今シーズンの巨人の戦いはいかがでしたか?
野村 里崎さん、最後は苦しみましたけど、ダントツでしたよね。
里崎 ダントツでしたね。もう8月中旬にはマジックが出てなかったですけど、このまま優勝するんだろうなと思ってましたね。最後は苦しみましたけど、圧倒的な力はあったと思いますね。
野村 うーん。苫篠さんは今年のジャイアンツを振り返ってどうですか?
苫篠 今年は勝たなきゃいけないという中で、原監督は前半戦では丸にバントをさせたり、スモールベースボールじゃないですけど、まず勝つということで、いいスタートを切れましたよね。
野村 はい。
苫篠 その中で6月から常に貯金月間ですよ。9月なんかは貯金13も作ったわけですからね。
野村 はい。
苫篠 これは圧倒的な数字になりますよね。
野村 あとはエース菅野と4番岡本ですよね。この辺のチームの軸になる顔がしっかり働いた印象ですね。
アナ 苫篠さん、今年の巨人のキーマンはどなただったでしょうか?
苫篠 もちろん誰がというのも言いたいんですけど、先読み補強も良かったですよね。
高梨雄平 41試合 1勝1敗21HP 防御率1.57
アナ はい。
苫篠 特にウィーラーは大きかったですよね。パーラが未知数で怪我もあり、不安定な部分があった中でウィーラーの加入は補強と同時に空気も明るくなった。そして高梨の加入によってリリーフ左腕の層が厚くなって、色んなパターンの野球ができるようになりましたよね。
アナ なるほど。里崎さんは優勝のキーマンはどなただと考えますか?
里崎 まあ、やっぱり菅野が大きかったですよね。
里崎 エースの役割というのは連勝を続けること、そして連敗を止めること、というところで開幕から13連勝をしたというのはジャイアンツに勢いをもたらしたなと。ここ最近、チームが調子が悪くて連敗してるのは菅野が勝ててないのもあるんですよね。そういった意味でも菅野の影響力は大きかったと思いますね。それと共に大城とよく頑張ったと思いますね。
アナ はい。
里崎 小林が離脱する中で大城が菅野をしっかりと引っ張って、打撃でも貢献したと。菅野と大城のバッテリーは大きかったと思いますね。
アナ 野村さん、今日28号ホームランを放った岡本選手はいかがでしょうか?
野村 打点もそうですし、ホームランもそうなんですけどね。やはりタイトルに向かって行ってほしいですよね、里崎さん。
里崎 そうですね。今年は前半戦に坂本と丸が苦しんでいる中でこの岡本がチームをよく引っ張ったなという面もありますので、やはり4番岡本は素晴らしい活躍をしたと思いますね。
以上です。