2020年11月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で先発し、5回無失点の好投を見せた阪神タイガースの藤浪晋太郎のピッチングについて元ロッテの里崎智也、元横浜の斎藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
今季1勝6敗 防御率4.02(11/11の試合終了)
来季へ向けて明かるい兆し!
アナ 阪神はホーム最終戦でDeNAに勝利。これで今季の全日程を終了しました。真中さんがこの試合で気になったところは?
真中 先発の藤浪ですね。5回無失点で9奪三振、フォアボールも2個と。明雄さん、今年の藤浪は先発やって中継ぎやって、そして再び先発に取り組みましたが、どう見てますか?
斎藤 やっと前回辺りの登板から藤浪らしさが戻ってきたかなと思いますよね。
真中 はい。
斎藤 今日のピッチングでも投球フォームで力を抜くところ、入れるところがマッチしてたかなと。投球フォームに力感がありましたよね。
真中 なるほど。
斎藤 それで特にプレートを踏む右足の位置が、シーズン当初はファースト寄りを踏んでたんですけど、先日あたりからはプレートの真ん中からサード寄りに変えてるんですよね。
真中 はいはい。
斎藤 それで軸足で立つときに、その足の裏全体でしっかりとプレートを掴んでるんですよ。だからプレートを上手く利用できて、力を爆発させることが出来ているのかなという感じに見えましたね。
真中 なるほど。色々と変化しながら取り組んでいると。
斎藤 この内容なら来シーズン楽しみかなっていう感じですね。
真中 はい。里崎さんはどう見ますか?
里崎 今年の登板で一番良かったかなと感じさせるコントロールと球の切れ味でしたね。
真中 はい。
里崎 右手の使い方が非常にコンパクトで良かったかなというところでコントロールが定まったのかなと。
真中 うんうん。
里崎 中継ぎで起用されて、本人も何かを掴んだというのもありますしね。
真中 それはありますよね。
里崎 来季は先発か中継ぎ、どちらでの起用かは分からないですけど、明雄さんが言われていたように来季に向けての期待が広がるような今日のピッチングでしたよね。
真中 そうでしたね。まあ、今年はようやくいいキッカケを掴みましたね。
以上です。