2021年6月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で7回2アウトまでノーヒットノーラン、13奪三振と圧巻の投球で6勝目を飾ったオリックスバッファローズの宮城大弥について元横浜の斎藤明雄、元中日の井端弘和、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
宮城のヒーローインタビューの一部
―7回2アウトまでノーノーで岡本に被弾
宮城 最後に丁寧にいった球が打たれてしまったので、あそこはもっと大胆にいっても良かったのかなと思いました。
―今後に向けて
宮城 色んな球で打者を打ち取れたので、これからもまたもっといい投球ができるように頑張りたいです。
宮城を語る
今季6勝1敗 防御率2.31(6/9の試合終了時点)
7回2アウトまでノーヒットノーランの圧巻投球!
アナ 宮城投手、圧巻のピッチングでオリックスが巨人に勝利しました。明雄さん、ポイントはもちろん宮城投手ですよね?
斎藤 そうですね。凄いと思いました。もう自由自在に投げてるなという感じでしたね。
真中 はい。
斎藤 キャッチャーの伏見も宮城のいいところを引き出したと思うんですけどね。各バッターに対して、そして岡本に内角攻めが出来る。そしてアウトコースへのスライダーでカウントを稼ぐ。非常に上手いピッチングを見せてくれましたね。
真中 はい。
斎藤 そして追い込んで、変化球勝負かもと相手に思わせといてズバッと真っ直ぐを投げ込んだり。非常にコントロールが良かったなという感じですね。変化球で仕留める時は体を前に出して凡打させたり三振を取ったりと、相手を翻弄して、「本当にこれ19歳なの?」っていうマウンド度胸の良さ。
真中 本当にそうですよね。
斎藤 ヒーローインタビューで岡本のホームランについて「丁寧にいこうと思って」と言いましたけど、インサイドに投げ込んでのホームランだったので僕は大胆だと思いましたよ。あれでいいと思います。打たれて反省するべきだったと思いますね。
真中 なるほど。井端さんは宮城についてはどうですか?
井端 僕の場合は左ピッチャーだから、入ってくるボールを注意しておけばと思って打席に入るんですけど、宮城投手の場合はアウトコースのスライダーが一瞬ボールに見えるし、それが気になり出すとインサイドが打てなくなるので、ジャイアンツ打線はドンドン宮城投手の術中にハマったのかなと思いますね。
真中 そういう幅を使ったいいピッチングでしたね。
以上です。