2021年10月17日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.オリックスバファローズ戦を最後に引退となる北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹について元日ハムの岩本勉、元横浜の斎藤明雄、中日で監督をしていた谷繫元信がフジテレビアナウンサーの海老原優香と共に語っています。
斎藤佑樹の引退スピーチ
斎藤佑樹を語る
通算成績:89試合15勝26敗 防御率4.34
アナ 引退試合となった斎藤佑樹選手でした。
岩本 彼はロマンチストです。悪い意味ではなくて、マウンドにずっとロマンを持ってた野球人なんですよ。なので「腕を振り続けた」という言葉も出てきましたし、彼のご両親のコメントで「一度も弱音を吐いたことがない」と言われていたんですよね。並みの野球選手なら4年5年で音を上げて辞めてると思うんです。
アナ はい。
岩本 それでも挑み続けた彼に僕は強い野球選手だという感想を持ちましたね。また2軍にいる後輩が歌うシーンに彼を表していたと思うんです。明雄さん、成績だけを見るとやや寂しいかもしれませんが野球界に対する貢献度は十分あった選手だと思いますよね。
斎藤 そうですね。ファンを呼べる選手だと思うんですよね。11年間で15勝26敗という成績なんですけど、怪我もあったりして苦労したと思うんですよ。
岩本 えぇ。
斎藤 練習が終わってみんなの前では明るくしてるけど、一人になった時は相当悔しい思いをして明日になれば絶対に良くなるんだという感じで毎日を過ごしていたと思います。この11年間、本当に苦労したと思います。
岩本 そうですね。谷繁さん、11年のうち10年は「今年こそは」と言い続けてきた選手なんですけども。
谷繁 そうですよね。高校大学とメディアやファンに騒がれ、そしてプロでも騒がれて。
岩本 はい。
谷繁 それでプロに入っても意気込んでやってきたと思います。でもプロに入ってからは「こんなはずじゃない」という毎日で、相当苦しかったと思うんですよね。それでも笑顔を崩さずにやってくれてましたよね。
岩本 開幕戦で完投できるピッチャーですからね。でも苦労続きだったんですけど、彼が得た野球財産は計り知れないものがありますね。
アナ 11年間お疲れ様でした。
以上です。