2021年10月22日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初の猛打賞をマークした中日ドラゴンズの根尾昂と高松渡について元横浜の野村弘樹、元ロッテの里崎智也、横浜で監督をしていた大矢明彦がタレントの稲村亜美と共に語っています。
8番 根尾 遊ゴ 中安 一安 左安 (2打点)
稲村 中日がDeNAに敗れはしましたが、根尾選手と高松選手がプロ初の猛打賞でいいアピールになりましたよね、里崎さん。
里崎 そうですね。ドラゴンズはもっと足を活かしていけばチームとして上手く回っていく中で高松選手の猛打賞。あと根尾選手にも足があるんでね。
稲村 はい。
里崎 だったんですけど、一つの懸念があります。
野村 ほぉ。
里崎 2人ともセンターから反対方向に軽打だけなんですよ。
稲村 うーん。
里崎 だから僕がキャッチャーだとインコースをバンバン攻めてるんで。結果は出たんでそれはそれでいいんですけど、更に高いレベルを求めるにはしっかりとしたフルスイングで強い打球を飛ばさないと、次の対戦ではインコースをガンガン攻めてこられると思うんで。
野村 まあ、要は課題になる可能性がありますよね。
里崎 そうですね。根尾選手の3打席目もいい所に転がったから内野安打になりましたけど、全打席で引っ張りたいコースに投げられた時に窮屈なスイングをしてますね。
野村 引っ張り切れないと。
里崎 だから結果として良かったんですけど、次の課題はそこになってくるのかなっていう試合に見えました。
野村 なるほど。大矢さん、この2人をどう見ますか?
大矢 まあ足りないところもまだ見えますよね。それでもこうやって使ってもらってんだから、そのチャンスを生かす事が大事かもしれないね。でも根尾というバッターはもうちょっと鋭さがあったような気がしてね。スゴくこじんまりとまとまってきちゃった。
野村 うーん。
大矢 ちょっと心配かな。
野村 大矢さんが言われるように根尾選手には力強さというか、豪快さがあったような気がしますよね。
稲村 少し心配ですね。そして石岡諒太選手にもプロ初ヒットが生まれました。
2打席目 センター前ヒット
3打席目 セカンド併殺打
4打席目 キャッチャーフライ
6年目でプロ初安打!
野村 里崎さん、育成を経験した苦労人ですよね。
里崎 そうですね。初ヒットの打席も本当に粘って粘ってのヒットだったんで、今までの頑張りが生きましたし、その頑張りを力に変えてのセンター前ヒットでしたね。
野村 ですから、来年には立浪さんが監督になりますから、この石岡と根尾と高松をどう鍛えて、どう使っていくのかを楽しみにしたいですね。
以上です。