2021年10月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で自らタイムリーを放って3勝目を飾って優勝マジックを2にした東京ヤクルトスワローズの原樹理について元日ハムの岩本勉、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元南海阪神の江本孟紀がフジアナウンサーの海老原優香と共に語っています。
原のヒーローインタビューの一部
原 前日からとんでもなく緊張してたんですけど、最後は腹を括ってやるしかないと思って、今日はマウンドに上がって。最後はピンチで代わってしまったんですけど、それまでよく粘れたかなと思います。(タイムリーは)2球空振った時点でこれはヤバいかなと思ったんですけど、それでも狙い球を信じて3球目をいったんで、それがいい結果に繋がって、こうやってチームが勝てて良かったと思います。形はどうあれ、何失点しようが、試合が終わった時に相手より1点でも多かったら、それで勝ちなので、何としてもみんなで精一杯頑張っていきたいと思います。
原樹理を語る
今季3勝1敗 防御率2.30(10/24の試合終了時点)
アナ ヤクルトが巨人に勝利して優勝マジックを2に減らしました。笘篠さん、このピリピリの状況で原選手が大活躍でした。
笘篠 見てる方も汗をかきながら見てましたけどね。
岩本 トーナメントのような戦いですよね。
笘篠 そうなんですよ。やはり原のピッチングですよね。先制点を与えない。立ち上がりに1アウト1塁2塁のピンチで岡本・中田に対してインサイドのシュートボールを自信を持って投げる。そしてその残像を見せて抑えていく。
岩本 はい。
笘篠 初回からそういったピッチングをして、3回表でも岡本の打席でその残像が生きるんですよね。
岩本 腰が引いてましたし、生かしてましたね。
笘篠 こういったところを投げ切って、抑えていったのは更に自信になったんじゃないですかね。
岩本 はい。江本さん、原樹理の開き直りにも見えたピッチングでした。
江本 うん。ピッチングも良かったけど、バッティングも良かったね。やっぱりピッチャーが打つとガラっと変わるからね。
岩本 はい。雰囲気も盛り上がりますよね。
江本 タイミングのいいヒットだった。ああいうのでピッチングも良くなったよね。
岩本 「最後まで狙い球を絞っていた」と言ってましたもんね。
笘篠 3塁線を抜く長打で、1塁ランナーが一気にホームまで生還したんですよね。これ巨人のレフトの立岡くんがもっとチャージしておかないといけない。1塁ランナーはホームに行かないだろうなという感覚だったと思うんですけど、そのチャージが遅い分、サードコーチがぐるぐる腕を回すタイミングになったんですよね。
岩本 はい。
笘篠 守備側からすると2アウト満塁なんで1塁ランナーはどちらかと言うと無警戒になるんですよね。そこで2ストライクに追い込まれるという状況で、1塁ランナーの西浦くんは最大限のリードを取って、ホームに行くつもりで走っている。全部が重なってるから3塁コーチが腕を回せるんですよ。
岩本 なるほど。
笘篠 だからこの1点というのは、最終スコアが2点差だったので、もし1点差で最後までいってたらね。
岩本 後ろのピッチャーの心のゆとりが全然違いますね。
笘篠 違うでしょ。
岩本 そうですね。
笘篠 だからこの走塁というのはチームがしっかりとやるべきことをやった追加点だったと思いますね、。
以上です。