2022年7月1日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で現在最強打者の村上宗隆を封じた横浜DeNAベイスターズの今永昇太のピッチングについて元横浜の斎藤明雄、中日で監督をしていた谷繁元信、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの磯山さやかと共に語っています。
磯山 DeNAが勝利。ヤクルトのマジック点灯は明日以降になりました。谷繁さん、この試合のポイントをお願いします。
谷繁 今永が村上をどう攻めたか、どう抑えたか。
真中 はい。
谷繁 1打席目は1球で終わったんですね。それで2打席目は全球インサイドで、最後に抑えるんですよ。
真中 はい。
谷繁 これね、昨日(6/30)のカープも全部インサイドで物凄く攻めていたんですよね。それでここ10本のホームランのうち7本くらいが変化球なんですよ。
真中 なるほど。
谷繁 そういうデータも他球団は出してきてますから、かなり攻めが厳しくなってるんですね。
真中 うんうん。
谷繁 それで3打席目の最後に変化球で打ち取るんですよ。これ見てください。これね、ちょっと前だったらホームランボールですよ。
真中 ちょっと甘いですよね。
谷繁 甘いんですよ。でも昨日からかなりインサイドを攻められてる分、ちょっとだけ踏み込みが甘いんですよ。踏み込みが弱い。
真中 そうですよね。
谷繁 ちょっとだけ開いてミスショットするんです。やっぱりこの男を止めない限りね。
真中 ヤクルトを止められないですからね(笑)
谷繁 そうなんですよ。だから、どうやって止めるかというところで、昨日今日でカープとベイスターズがいい攻めをしてくれてるんで、これは続けるべきだと思いますよね。
真中 はい。
谷繁 続けてって、もう村上をヨロヨロにしていくっていうね(笑)
真中 5球団はまず村上を抑えることが大事ですもんね。
谷繁 絶対に大事です。
真中 うんうん。明雄さんはこの対決をどう見ましたか?
斎藤 谷繁さんが言われたように、徹底した攻めがこういう結果を生んだんじゃないかなと。だからフォアボールでもいいから、インサイド攻めという感じで投げて、次の2試合を打たせないという感覚になった方がいいと思いますよね。
真中 そうですよね。
斎藤 コースを狙って、甘く入ってやられるパターンが多いと思うんですよね。だから相手の読みを外す徹底した割り切った攻めがいいと思いますよね。
以上です。