2022年8月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で同一カード3連敗となった阪神タイガース。その中で気になった矢野監督の采配について元横浜の高木豊、元横浜の平松政次、楽天で監督をしていた田尾安志がタレントの稲村亜美と共に語っています。

 

稲村 阪神がDeNAに敗れて同一カード3連敗となりました。平松さん、この試合のポイントをお願いします。

 

平松 阪神は初戦が2点、2戦目が0点、そして今日は何点取るかなというところで左ピッチャーを全く打ててないんですよね。それで6回の攻撃で島田がノーアウトから出塁して、その後の山本が初球にバスターから入るんですね。高木さん、バスターって難しいでしょ?

 

高木 難しいですし、サードがあまりバントシフトを敷いてないんですよね。

 

平松 うんうん。だから山本なんかも打てるバッターなんで、はじめからバントならバントでね。結果はバスターで空振り三振なんですよね。この辺の采配がどうだったかなと。

 

高木 平松さんは山本に対する作戦はハッキリしたもので良かったということですね?

 

平松 そうそう。そしてもう1つは7回に5番の糸原がノーアウトからフォアボールで出塁した。

 

高木 はい。

 

平松 次の陽川がDeNAの3連戦で左を打ってるんですよ。だからここでバントはなかろうなぁと思いましたけど。

 

DeNA3連戦の陽川の打撃成績
8/09 3打数1安打 1打点
8/10 3打数2安打
8/11 3打数2安打

 

高木 打順が下位に向かいますからね。

 

平松 そうそう。まあ、ランナーを送って1点取りたいのは分かりますよ。やはり打つ人がいないんですよ。

 

高木 はい。

 

平松 そういう意味では陽川のバントはもったいないというところでね。続く梅野は三振したし、木浪も左対左で厳しいよね。この辺の采配がどうだったのかなと思いますね。

 

高木 田尾さんはこの采配をどう見ましたか?

 

田尾 僕も平松さんと一緒で、7回の陽川のバントは「えぇ?」と思いましたね。左ピッチャーを一番打てるバッターなのにここでバントかと。梅野と木浪では苦しいだろうと。

 

高木 なるほどね。

 

田尾 代打は原口かロハスなんで、一番可能性があるのは陽川だろうと。

 

高木 そうですね。

 

平松 だからね、この陽川を大山だと思えば、大山にバントはさせないでしょ。

 

高木 確かにそうですね。

 

平松 大山の替わりに陽川が入ってるんですから打たせてほしかった。

 

高木 打ってたら局面が変わってたかもしれないですね。

 

 

以上です。

見通しが甘い采配。
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