2022年8月13日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.埼玉西武ライオンズ戦で敗戦し、最大18あった貯金が0となった東北楽天ゴールデンイーグルス。史上最大の失速となった状況について広島で監督をしていた達川光男と楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。

 

アナ 楽天について、「プロ野球史上最大の失速」という書き方をしたところもありました。最大18あった貯金が遂に0になってしまったという。

 

今季の楽天の成績 50勝50敗2分(8/13時点)
3・4月 16勝6敗2分
5月   13勝13敗
6月   9勝12敗
7月   8勝12敗1分
8月   4勝7敗

 

アナ 達川さん、これは何が起こったんでしょう。

 

達川 これは大問題でしょう。これだけの戦力がありながら、ここまで失速するのは考えられないですよね。

 

アナ えぇ。6月から負け越しが目立つようになった。でも滑り出しは抜群だったんですよね。

 

達川 その通りです。

 

アナ デーブさんはいかがですか?

 

大久保 今日の試合でもあったんですけど、言い方が悪いんですけどベンチが選手のせいにできる作戦がセーフティースクイズなんですよ。

 

アナ はい。

 

大久保 ファーストがベースに付いているのが条件で、ファーストが捕らなきゃセーフにならない。そんな難しいことをさせるくらいなら、普通のスクイズを出して、外されたらベンチの責任という風にやって1点を取る野球じゃないとね。

 

アナ うんうん。

 

大久保 負けてる時にセーフティースクイズのような作戦は監督に対して選手は「お前らの責任じゃねえのかよ!」ってなりますよね。これが大きいと思うんですよ。

 

アナ うーん。

 

大久保 こういう作戦での選手の心理状態が積み重なっていくと、チーム内での士気が下がっていくんじゃないかなという気がしますね。

 

アナ 達川さん、これを石井監督がどう思ってるかですよね。

 

達川 私はソフトバンクで工藤監督と一緒にやったんですが、工藤監督に今のデーブのような話をした時に「そりゃそうだな」という事で、スクイズを混ぜました。

 

アナ うーん。

 

達川 今の高校野球ではほとんどセーフティースクイズをやってない。特に金属バットでセーフティースクイズは難しいんですよ。スクイズならスクイズと、昔の野球に少しずつ戻りつつありますよね。

 

アナ なるほど。石井監督は貯金0について、「そこを意識しながら戦うことは大事なんだけど、今は勝つことが一番で、貯金がいくつあるとかは関係ない」というコメントを出されました。

 

大久保 苦しいですよね。そう言うしかないですよね。

 

 

以上です。

石井GMがこの監督をどう評価する。
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