2022年10月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でセ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストステージ 横浜DeNAベイスターズvs.阪神タイガース 第2戦で１勝1敗のタイに導いたDeNAの伊勢大夢の見事なリリーフについて元日ハムの岩本勉、元巨人の斎藤雅樹、広島で監督をしていた達川光男がフジテレビアナウンサーの海老原優香と共に語っています。
伊勢のヒーローインタビューの一部
伊勢 いつもお世話してる大貫さんのためにどうにかして投げようと思ってマウンドに上がりました。自信を持ってる真っ直ぐで絶対に抑えてやるという気持ちで投げました。(イニング跨ぎは)正直ビビってるところはあったんですけど、託された以上は攻撃の時間にしっかりと気持ちを入れてマウンドに上がりました。明日も投げて3連投になりますが、絶対に投げてファイナルに行きたいと思います。
伊勢を語る
大ピンチで見事な火消し！この試合のMVP！
アナ セ・リーグ クライマックスシリーズ 1stステージ 第2戦はDeNAが阪神との接戦を制しました。雅樹さん、この試合のポイントをお願いします。
斎藤 先発の大貫をお世話してると言っていた伊勢ですね(笑)
アナ はい(笑)
斎藤 シーズン中でも伊勢は大ピンチで出てくるんですよね。ジャイアンツ戦でもノーアウト満塁を抑えた事があったんですよ。そして今日の試合も1点リードの終盤で1アウト3塁という場面で点数を与えないためには三振かポップフライしかない場面だったんですよね。それで初球から真っ直ぐを投げ込んで近本をポップフライ、そして大山に対してはセンターフライ。結果が逆になってると点が入ってる訳ですからね。
岩本 そうですね。
斎藤 そう考えると最高の結果でしたし、そして大ピンチのリリーフの後の回跨ぎをするとあまりいい事がないんですけど。
岩本 難しさがあるんですよね。
斎藤 ヒーローインタビューでも言ってましたが、ベンチでしっかりと気持ちを入れ直してマウンドに向かったというので本当に素晴らしかったなと思いますね。
岩本 達川さん、怖いもの知らずのピッチャーに見えますが。
達川 いやいや、ガンちゃん、そうでもないんですよ。
岩本 おぉ、そうなんですか。
達川 カープ戦でね、カープに引導を渡せるような試合で、これだけのストレートを持ちながら、羽月に対してフォークの連投で打たれてしまってリリーフに失敗してるんですよね。
岩本 はい。
達川 他の選手にも変化球を多投してたんですよね。そしてその試合を境に、「自分は何で生きてきたんか？」というのを自問自答して、ストレートがやっぱり自分の生きる道だというのが分かったと思うんですよね。
岩本 うんうん。
達川 それからスゴく良くなりましたね。
岩本 痛い思いをして、自分の頭が整理されたという事でしょうね。
斎藤 そうでしょうね。
以上です。
