2018年5月13日にTBSで放送された「サンデーモーニング」という番組で投手大谷で1勝、打者大谷では第5号ホームランを含むヒットを打ちまくった1週間のエンゼルス大谷翔平を見て元ロッテ巨人の張本勲と元中日の山本昌が関口宏と共に語っています。
【5月7日~12日の大谷の活躍の映像を見て】
張本 日本におった時だと打撃は並なんですよね。アメリカに行ってスゴく良くなった。
関口 えぇぇ。
張本 左バッターで右の足が先に出る。上げない(ようになった)でしょ。右足を上げていたらあんな打ち方は出来ないんですよ。
関口 うん。
張本 ああいうのは我々は30代の頃に理想としていたバッティングなんですよ。
関口 へぇ。
張本 先に右足が出て、待ちがあるわけですよ。アメリカのバッターは逆だから一緒に出てくる(踏み込むと同時に体も前に出る動作をしながら)から膝元のカーブとか変化球を全部空振りしますよ。
関口 はぁー。
張本 それで力があるし、体力があるから色んな球でも打てると思うんですよ。誰が教えたのか本人が直したのか知りませんけど、我々が理想としたバッティングなんですよ。
関口 なんか勘で分かっちゃうみたいですね。(※ちょっと意味が分からない質問ですね)
張本 まあ、勘じゃないでしょうけどね。何かで練習をやりながら覚えたんじゃないでしょうかね。
関口 それで、いっつも涼しい顔してやっているんだよね。
山本 いやぁ、凄いですね。
関口 「これぐらいは当たり前です」みたいな顔をして。
山本 投げる方なんですけど、やっぱりここ数年とかちょっと前から動くボールがないと日本人のピッチャーは通用しないとアメリカでは言われていましたけど、彼は前回のピッチングでカーブを投げていましたし、キレイな回転の真っ直ぐでも十分に通用しますから、日本のピッチャーのレベルは高いんだなと思うと非常に嬉しいですよね。
関口 昌さんからしても滅多に出ない逸材ですか?
山本 それはもう打つ方、投げる方を両方合わせたら過去日本の選手で最高の逸材だと思います。
関口 あぁ、そうですか。
以上です。
とうとう張本も素直に認めるようになりました。ノーステップ打法でボールを長く見られるから適応しやすいんでしょうけど、パワーが落ちるはずのノーステップ打法でもガンガン飛ばすんですから史上最高の逸材で間違いないですね。