2018年4月8日にフジテレビで放送された「S-PARK」という番組で3試合連続ホームランを打ったエンゼルス大谷の打撃を元中日の立浪和義が解説・分析をしています。
―以前と何が変わったのか
立浪 オープン戦で非常に苦しんでいたので、ちょっと不安視されていたんですけど。やはり彼のすごいところはオープン戦で恐らく自分が思っていた以上にボールが動いていたと思うんですよね。少し足を上げて打つタイプなんですけど、苦戦したというところでまずノーステップにしましたよね。投手がモーションに入ったら、すぐいきなり右足の踵を上げるぐらいの感じでトップを作って自分のボールのポイントまで引き付ける。やはり彼の順応する力は素晴らしいなと思います。
―更に驚くべきポイントがある
立浪 打つ確率を上げるために最初からトップを作ってボールを待つようにしたんですよね。ただ、これはよっぽど体に力がないと、あとスイングスピードが速くないと、ましてやノーステップでホームランを打つことなんて例えば自分ぐらいの力だと絶対に無理なんですけど、彼はほとんど反動がない状態ですよね。そこから軸回転であれだけのホームランがメジャーの球場で打てるところはこれは群を抜いて凄い。アメリカの選手のパワーに劣っていないですよね。ボールを遠くへ飛ばす打者には必ず共通点があって、それは背筋が強いんですよね。構えが早い打者というのは必ず共通して背筋が強い。
―立浪が期待する記録は?
立浪 やっぱり20本ぐらいはね。打率は別としまして20本は期待したいですね。
以上です。
色んな解説者が言っていますがノーステップでもホームランにできる大谷のパワーは凄まじいということですね。自分の中では松井秀喜が日本人で歴代最強のパワー系スラッガーだと思っていましたがそれを更新したかなと思いました。