2018年5月28日に関西テレビで放送された「報道ランナー」で阪神投手陣について元中日西武阪神の田尾安志が関西テレビのアナウンサーの新実彰平と共に分析しています。なお、この放送があった日の前の週は阪神が5連勝をしました。
アナ 今の阪神投手陣が大変いいということで田尾さんが独自の取材で得たここだけの話があるそうでございます。こちらです。
【モニターに下記のように表示される】
他球団は阪神投手陣を恐れている
アナ 『他球団は阪神投手陣を恐れている』
田尾 はい。今まではリリーフ陣だったんです。
アナ あぁ、そうでした。
田尾 リリーフ陣の球のスピードが他球団のリリーフ陣よりも速い。
アナ はい。
田尾 だから、ある程度リードされると相手が苦しいリリーフ陣だったんですが、ここへ来て先発の若手。これもみんな球が速いんですよ。
今シーズンの各投手の最高球速
メッセンジャー(36) 154キロ
小野泰己(23) 154キロ
才木浩人(19) 152キロ
高橋遥人(22) 146キロ
ドリス(30) 156キロ
藤川球児(37) 150キロ
田尾 メッセンジャーは150キロぐらいは出る。
アナ 今年もしっかりと154キロが出ているという。小野投手も速くなりましたね。
田尾 小野も速いし高めに浮く球が減りましたね。
アナ そして、才木投手。
田尾 才木も昨日は152キロですけど、多分もっと出ますね。
アナ へぇ~。高橋遥人投手は数字以上ですよね。
田尾 これは打席に立った選手たちはグッと伸びるって言うんで凄いです。
アナ それで、最後はドリス投手ですからね。
田尾 はい。
アナ 先発投手でなかなかこれだけ速い投手が揃うというのは?
田尾 ないですね。まだ藤川も150キロ超えますよね。今まで阪神が借金していたのは打てなかっただけなんですね。投手陣はセ・リーグの6球団の中で1番防御率がいいチームでしたから、ちょっと点を取ればこのように勝てるというね。
アナ 勝てると他球団の方はおっしゃっている?
田尾 そうですね。やっぱり、投手陣は優れている。だけど、バッターがあまり怖くないっていうのが今までなんですよね。
アナ でも、打ちだすとこれだけ連勝できるというのは分かりましたが。(この放送の先週は5連勝している)
田尾 はい。
ここからロサリオの話題へ
アナ ただ、ちょっと心配も残っていますね。田尾さんイチオシだったロサリオが打順を下げられたんですけど大丈夫ですか?
田尾 おかしい・・・(笑)
アナ 解説者人生でナンバーワンの助っ人だと仰っていました。
【ここまでのロサリオの成績がモニターに映される】
今季成績
打率.288 本塁打4 打点22
4月成績
打率.277 本塁打2 打点9
5月成績
打率.175 本塁打2 打点11
アナ 打率2割2分8厘。どうですか?
田尾 228になりましたか。
アナ (笑)
田尾 でもね、ポテンシャルは物凄いモノを持っているんでね。だから、前の試合で7番にしたじゃないですか。
アナ はいはい。打つ方も気が楽になるじゃないですか?
田尾 全然楽になります。僕も1番とかクリンナップを打つことが多かったんですが、6番を打った時にこんな楽なのかと思った。
アナ へぇ~。
田尾 相手の攻め方も軽いし、言ってみれば1試合に1本ヒットを打てばいいんじゃないかと。
アナ そして、たまにホームランと。
田尾 そう。楽なもんでね。僕は7番でちょっと打率が上がっていくと思いますね。
アナ かつての4番桧山さんの時のアリアス選手みたいな。(2003年の優勝はこのパターン)
田尾 あの辺は楽ですよ。まあ、打たなくてもそんなに風当たりが強くない。
アナ これからですね。ポテンシャルはまだ揺るぎないものがある。
田尾 これから。まだゲーム数は2/3残していますから。
以上です。
阪神投手陣はパワーピッチャーが増えてきました。単純に速い球は打たれにくいというはハッキリとありますからね。日本人は速球に弱いんです。特にセ・リーグは速球に弱い。このパワーピッチャーという方針は絶対に正しいと思います。あと、ロサリオはどうなってんだ。