2018年5月30日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.日ハム戦で8点差から追い上げられた読売ジャイアンツの先発の吉川光夫とその後をリリーフした宮國椋丞宮國椋丞、そしてその継投策について元横浜の平松政次、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の野村弘樹が語っています。
【この日の吉川の投球内容】
3回2/3、93球、被安打5、奪三振4、四死球2、失点5
今季3勝3敗 防御率5.36 (5/30の試合終了時点)
野村 気になったのは吉川の降板ですよね。6点差あったと思うんですけど4回二死満塁の場面で降板。平松さん、確かに吉川は球数も非常に多くて苦しんでいるとはいえ、ここで交代というのは当然、吉川もキツいだろし。
平松 それはね、悪けりゃベンチは代えるしかない。ずっと勝っているピッチャーならそのままでいいですよ。吉川も2回ぐらい勝っただけであんまり頼りにされていないみたいなんでこういう状態で代えますよね。
野村 まあ、そうなのかなと我々は思ってしまいますよね。
平松 うん。
野村 それと代わって出ていくピッチャー宮國ですけど、あの点差で当然抑えなきゃいけないのがブルペン陣だと思うんですけど。
平松 もちろんそうですよね。
野村 ここでいくのかというのが頭の中にあったような気がするんですよね。
平松 まあ、宮國も大ピンチを引き継いだけども、あそこで抑えてあと1人のアウトで勝ち投手になれるんですもん。その気持ちを持っていたかどうかですよ。
野村 あー。そこで強い気持ちを持っていればこういう結果(三者連続押し出し)になっていないですよね。
平松 『これ勝てるぞ』と思うのと『これイヤなところだなあ』となると結果も変わってきますよね。
野村 考え方によって入り方が変わるというところで。
平松 そうそう。リリーフでこういう場面で出ることになったら、ピッチャーは勝ち星が欲しいからね。
野村 いい方に考えると美味しいところですよね。
平松 そうですよ。『よし!』と思わないといけないよね。
野村 はい。苫篠さん、野手目線では守っていてどういうふうに感じるんですか?
苫篠 仮に満塁ホームランを打たれても2点リードしているわけだから、逆に言うとベンチがバタバタというか、不安がっているような。それを守っている野手は感じたんじゃないですかね。
野村 なるほど。ピッチャーの交代って非常に難しいし、考え方、心の持ち方で内容は変わってきますからね。難しいです。
以上です。
8点差から迫られたとなるとベンチは逆転をめちゃくちゃ恐れると思いますね。マスコミにボロクソ書かれますからね。巨人となると袋叩きになるのが見えるんでベンチもバタバタします。