2018年6月4日に関西テレビで放送された「報道ランナー」でこの日の前日の西武戦で1ヵ月半ぶりに1軍復帰登板を果たした阪神タイガースの藤浪晋太郎の投球についてヤクルトで監督をしていた古田敦也が関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に分析しています。
アナ 阪神は先週、大きな出来事がございました。待ちに待ったこの人の1軍復帰です。
【モニターに藤浪の今季の出来事が下記のように表示される】
4月21日 | 2軍降格 |
5月 | 2軍成績3試合2勝0敗 防御率0.45 イニング20、奪三振25、四球9 |
6月3日 | 1軍復帰登板 |
アナ 藤浪投手ということで。
古田 うん。そうですね。
アナ 4月に2軍降格になったんですが、ファームでは3試合投げて防御率が0.45です。
古田 凄いですね。1軍ではちょっとコントロールに不安があって本人も自信を無くしていた感じだったんですけど、これは明らかにちゃんと成績を残して自信を持って1軍に上がってきたんで。
アナ そうですね。
古田 まあ、いいピッチングが期待されたんですけどねぇ。
アナ 意外と早く帰ったきたという印象なんですけど、2軍での成績が圧倒的ですからね。
古田 そうですね。2軍の細かい内容は分からないですけど、2軍の監督も推しているわけですから自信を持って上がって来たと思いますよ。
アナ それで、昨日の成績がこちらなんです。
【藤浪の6月3日の投球内容】
5回1/3、失点7 (自責点4)、四死球3、奪三振5
アナ 5回1/3で7失点となっていますが、これは守備のミスもけっこうありまして自責点はここまではないんですけど、試合後のコメントでは「今までと違い、変化球を色々使えた。感触は良かった。」と仰っていますね。
古田 そうですね。まあ、今までよりは良かったという程度なんでね。我々が求めているのはリーグを代表するようなピッチャーとかジャパンに選ばれてエース格になるようなピッチャーを目指しているわけですから、このコメントぐらいじゃまだ納得できないですね。
アナ スライダーでポンっとストライクを取れたりとかしましたけど、これまでとの違いはどうでしたか?
古田 うーん。ただ、やっぱり1番いけないのはランナーが出てから粘れないという事なんですよね。
アナ はいはい。
古田 ランナーがいないときはポンポンっと抑えて三者凡退を取っちゃうんですけど、ランナーが出るとバタバタする。そこを抑えてこそのエースなんでね。
アナ 次はそこということになりますね。
古田 次はそこに段階を踏んでいかないと他の若手も伸びてきていますしね。今は実力的に6番手7番手になってしまっていると思います。
アナ もう一度、ファーム降格となったわけですけど、やっぱりランナーが出てからですかね。
古田 そうです。そこが一番大切だと思います。
アナ ただ、兆しは十分にあったということで。
古田 そうですね。いいボールだったと思いますよ。
以上です。
古田はランナーを出してからが課題と言っています。金本監督も同じことを言っていました。まあ、誰が見てもそうなんですけど、そこを早く克服してほしいです。高橋遥人やら才木も出て来ていますし、望月の名前なんかも聞きますんで優先順位はそれほど高くないからウカウカしていられません。