2018年6月10日にTBSで放送された「S-1」で野村克也がこの日の交流戦の読売ジャイアンツvs.埼玉西武ライオンズ戦で色々とぼやき解説をしています。西武のキャッチャー森友哉に対して優しくアドバイスしています。

 

【試合中の高橋由伸監督で気になることが】

スタッフ 高橋監督が試合中にしきりにメモを取っているんですけど。

 

野村 なんだろうね?聞いてみたいね。ミーティングの材料作りじゃないの。それか日記をつけているか。

 

スタッフ 日記(笑) 試合中に日記をつけますか!?(笑)

 

野村 うん。

 

 

【序盤に坂本・亀井にHRを浴びたキャッチー森に】

野村 もうこれから森なんかは配球術。『配球とは』というのを追い求めていって勉強すべきだと思う。やっぱり、1番イヤなのはインコースが強い人。それが1番俺はイヤだったな。キャッチーは守りにおける監督です。

 

【3回表の西武・秋山のタイムリーを見て】

野村 うまいこと打ったね、しかし。難しいスライダーだよ、これ。打ったというより合わせたという感じだね。さすがは3割バッター。

 

 

4回表に西武は外崎のタイムリーで2-2の同点に追い付く

 

 

【4回裏に阿部の併殺打を見て】

野村 ハッハッハッ(笑) この打球でダブルプレーは寂しいな。力を抜いて(走ってい)るような気がするが。よっぽど足が遅いんだね。これはしかしダブルプレーは寂しいでしょう。

 

【6回表の山川の打席でのフルスイング空振りを見て】

野村 バカかコレ!? ほんまに・・・。ヘルメットが飛ぶほど振らんでもいいよ。こういうのを馬鹿力と言うんだよ。ヒットの延長がホームランでいい。俺は650本(正確には657本)しか打ってないけどホームランなんて狙って打ったことないよ、1回も。

 

【9回裏の阿部の場面で初球送りバントの構え】

野村 おうおうおう。

 

スタッフ これはもうサインですかね?

 

野村 サインだね。

 

【2球目に送りバント成功】

野村 阿部は打たせなくなる打者だけど、打っても3割だからね。高橋監督もなんとか送ってくれという気持ちになったんじゃない。作戦的には当たり前の作戦だね。

 

【一死満塁になり大城の場面で2球連続ボール、3球目ファール】

野村 あぁ~あ。自分でチャンスを潰してバッターの心理としては『しまった』と思っているんだから。俺ならもう一丁(高め)かワンバウンドの変化球か。

 

【その後、大城がサヨナラヒットで森に愛あるエール】

野村 森の配球を見ていて非常に淡泊。高めのボールを3球目に振ってくれた。「あぁ、こんなところも振ってくれるんだ」と思ったら、『もう一丁高めにどうだ』といくか『ワンバウンドの変化球』だね。それで、キャッチーは真っ直ぐか変化球のサインを出すけど、あれはドラマの筋書きを書いているわけだからね。森は配球術を勉強した方が良いと思う。

 

 

以上です。

森友哉はまだまだこれから勉強しないといけません。まだ若いから優しいエールで激辛なことはぼやきませんでした。

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