2018年6月27日フジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.中日戦に来日2戦目の先発をして5勝目をあげた東京ヤクルトスワローズのカラシティーについてヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの山田透と共に語っています。後半からは元横浜の野村弘樹と元ロッテの里崎智也も一緒に語っています。
【この日のカラシティーの投球内容】
6回92球、被安打6、奪三振2、四死球3、失点1
今季5勝0敗3S 防御率2.62 (6/27の試合終了時点)
アナ 今日のカラシティーのピッチングなんですけども。
真中 そうですね。今日は2回目の先発で最初はクローザーから入って、ちょっと失敗したんですよね。
アナ はい。
真中 それで、中継ぎで自分の力をある程度発揮して、こないだから2回目の先発なんですけど、本当にしっかりとゲームを作りましたよね。
アナ そんな中で軸となるのはどんなボールが良かったんですか?
真中 もちろんストレートが良かったんですけど、低めのチェンジアップとフォークボールですよね。これをしっかりと低めに集めて、要所要所でインコースのチェンジアップとフォークを使ってゴロを打たせる内容でしたよね。
アナ えぇ。
真中 でも、本当にこれでカラシティーが出てくるとヤクルトも助かりますよね。
アナ そうなんです。昨日、実は小川監督が「ブキャナンがいてライアン小川が戻ってきて、柱が2本できた」と。
真中 はい。そうですね。
アナ 「そうそう連敗しない」と。ということはカラシティーが今日のようなピッチングするとチームはどうですか?
真中 中継ぎが7回以降は意外としっかりとしているんでね。このカラシティーが5回6回とゲームを作れるようになればヤクルトは上位進出がありますね。
【ここから野村、里崎が参戦】
野村 真中さん、カラシティーの話をちょっと聞きたいんですけどね。
真中 はい。
野村 開幕当初は抑えから入ったじゃないですか。ちょっと不安だったじゃないですか。
真中 そうなんですよね。もともと抑えをやっていて後ろで使ったんですけど、ちょっと不安だったんですよね。
野村 中継ぎやってから先発になって良くなったというのも、まず僕はテンポも良くなったのかなと思ったんですけど、そのへんの感じはないですか?
真中 そうですね。どうしても抑えなんでね。9回クローザーでやっていると、何となくリズムが悪いように見えましたけどね。最近、先発に回ってからは1点とか2点の失点は気にしなくていいですからね。
野村 はい。
真中 ちょっと思い切って、開き直ってと言いますか、ある程度は腕を振ってしっかりと投げられているなという印象ですよね。
野村 確かにストライクゾーンの低めで勝負できるようになりましたよね。
真中 そうですよね。抑えの頃はボールが先行して崩れる場面が多かったですからね。
野村 里崎さんは抑えやってた頃から何か変化を感じます?
里崎 四隅を狙い過ぎずに神経質にならないで甘いところでも腕を振って投げて、ストレートを投げ切って、そこから落とすという大胆なピッチングには見えますけどね。
野村 うん。
里崎 抑えの時はプレッシャーからか小さいピッチングに見えましたけどね。
野村 なるほど。そのへんの小さな切っ掛けでこうなるのも大きいですよね。
以上です。
先発の枚数が揃うとヤクルト投手陣は楽になりそうですね。役者が揃ってきた感じがしてきています。