2018年7月4日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のセントルイスカージナルス戦で連続無失点記録を26試合に伸ばしたアリゾナダイヤモンドバックスの平野佳寿のピッチングやその時の気持ちなどについてメジャーで活躍した小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。

 

【この日の平野の投球内容】

0回1/3、1球、被安打0、奪三振0、与四死球0、失点0

今季2勝0敗 防御率1.22 (7/4の試合終了時点)

 

【平野の試合後のコメント】

平野 初球から打ってくるだろうと考えていた。気持ちを込めて打ち取る事ができて良かった。

 

 

アナ ダイヤモンドバックスは連敗を4でストップ。平野投手は4試合ぶりの登板を僅か1球で連続無失点記録を26試合に伸ばしました。本当にお見事ですね。

 

小宮山 本当に僅か1球ですけど、かなり厳しいマウンドだったと思うんですよ。

 

アナ うん。

 

小宮山 満塁の場面で出ていったんだけど、普通の満塁の状況ではないので。

 

アナ というのは?

 

小宮山 ちょっと大変でしたね。先発のグレインキーが7回2アウトまでポンポンと取ったので、本来7回に投げる準備をしていたと思うんですけど、2アウトを取った瞬間に今日はないと。

 

アナ あー。

 

小宮山 気持ちが1回切れていますから。その状況からヒットとバントヒットで左ピッチャーが出ていって満塁にピンチを広げてバタバタとなったスクランブルですから。

 

アナ うーん。

 

小宮山 この一度、気持ちが切れた状況だと本当に大変なんですよ。

 

アナ はい。

 

小宮山 普通に2アウトからヒットを打たれた状況であれば、ひょっとしたらという思いがあるかもしれないけど、今日の場合は簡単に2アウトを取っていますから、1回気持ちが切れているんですよ。

 

アナ はい。

 

小宮山 そこから、まさか満塁になって登板でかなり時間のない中で急ピッチで押し上げて、いきなり初球で甘めですからね。打った瞬間のサードゴロですから、『助かった』と思っているはずです。

 

アナ はい。

 

小宮山 僅か1球だけだったけど、本当に大変な1球だったと思います。

 

アナ うーん。本当に良かったですが、今日は満塁での登板でしたが、開幕から平野投手はランナーがすでにいる状況での登板が多くて、前のピッチャーが残したランナーが延べ16人なんですが、そこから返されたのが、たったの1人と。凄いことですよね。

 

小宮山 そうですよね。しかも、犠牲フライの1点だけですので、それで言うと平野がマウンドに上がったらきっと抑えてくれるもんだとチームメイト全員が思っていると思うので、それぐらい信頼を勝ち取っていると思います。

 

アナ うん。

 

小宮山 素晴らしいと思います。

 

アナ 上原投手が作った連続無失点記録まではいよいよあと1試合となりましたので、どんな場面でこの記録を作っていくのかも注目ですよね。

 

小宮山 はい。

 

 

以上です。

記録は更新しそうですね。今は抑えるのが当たり前になっていますし酷使によるコンディション不良だけには注意してほしい。

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